2010 11/14・21

◇次の発展ステージへ 11〜13年度 戦略的経営計画を策定〈日本板硝子〉

日本板硝子(クレイグ・ネイラー社長)は11月4日、2012年3月期から14年3月期までの3年間の戦略的経営計画(StrategicManagementPlan=SMP)を発表した。新ビジョン「ガラス技術で世界に変革を」を実現し、利益成長を目指す。新経営計画の優先投資分野は、建築用板ガラスは「太陽電池用ガラス」「Low―Eガラス」「南米」の3点。重点項目として、新興市場を中心とする地理的拡大と「環境対応型」ガラス製品の需要に対応する製品群の開発・供給とし、顧客と市場に対して最も付加価値を提供できる領域で事業を展開する方針。新経営計画は、06年11月に発表し今期末終了する中期経営計画に代わるもので、直ちに実行する。




 

◇国として統一基準を 窓表示制度の現状報告〈全国板硝子商工協同組合連合会〉

全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、永島光男会長)は11月5日、京都市山科区のホテルブライトンシティ京都山科で第27回全国理事長会議を開催。広島県板硝子商工業協同組合(広島協組)の提案「サッシなどの共同購入を行ってはどうか」「全硝連でステッカーを作ってはどうか」を審議した。来賓に松本巖全国板硝子卸商業組合連合会会長を招き、尾畑英格経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課課長補佐が「窓の断熱性能表示」について講演。業界が大きく変わるかもしれない制度改正について、サッシメーカー主導ではなく「国としての統一基準を作ってほしい」といった要望が出た。




 

◇出荷は13.2%の伸び 〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は11月1日、2010年8月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスは生産・出荷とも9カ月連続で前年同月より増加した。加工ガラスも、合わせガラス、強化ガラス、複層ガラスのいずれも生産・出荷とも前年同月実績を上回った。板ガラスの生産は179万3000換算箱、前年同月比22・2%増、出荷は185万5000換算箱、同13・2%増だった。板ガラスのうち普通板・型板ガラスの生産は17万4000換算箱、同7・0%減と減少に転じた。出荷は18万7000換算箱、同11・6%増と10カ月連続の増加。フロート板・磨き板ガラスの生産は161万9000換算箱、同26・5%増。出荷は166万8000換算箱、同15・9%増。生産・出荷とも9カ月連続で増加した。






 

リフォーム用内装建材1棟分を発売


◇改装用内装建材1棟分 受注から3日で出荷対応〈トステム〉

トステム(東京都江東区、大竹俊夫社長)はこのほど、「リフォーム用内装建材1棟分」の発売を開始した(一部商品は12月から)。リフォームに適した建具、床、階段、手すり、造作材などをラインアップ。サイズ特注品を含めた全商品が受注から工場出荷まで3日で対応できる。サイズに関係なく同一価格なので選びやすく、特注サイズも1_単位で発注できる。






 

◇高耐久のコート膜 遮熱性、高透明で受注増〈ECOP〉

ECOP(エコップ、京都市西京区、松山武史社長、075・333・4407)は赤外線・紫外線をカットする「ECOPガラスコーティング」の施工・販売実績を伸ばしている。猛暑による個人客の増加に加え、遮熱性能や透明度の高さなどで同社のコーティング剤を選ぶゼネコンなどからの受注が増えてきたという。会社設立7年目で、施工実績は既に3000件以上と好調だ。酸化インジウムスズなどから成る皮膜層を形成することで赤外線を92%、紫外線を99%カット。夏季の窓際で5〜10度の温度低減効果がある。





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