2010 7/11
  

「TH大賞」受賞作品


◇第20回トータルハウジング大賞 「環境」配慮テーマに〈トステム〉

トステム(大竹俊夫社長)は、住宅施工例コンテスト「第20回トータルハウジング大賞(TH大賞)」に全国の工務店(ビルダー)から応募のあった住宅施工作品1059点の中から入賞作品を決定。表彰式を7月8日、東京都品川区のラフォーレ東京の御殿山ホールで開いた。TH大賞は東京都江東区の米村工務店が施工した「M邸」、リフォーム大賞は新潟県南魚沼市の越後ハウジングが施工した「K邸改築工事」が受賞した。表彰式には大竹社長のほか、同社の白井春雄取締役専務執行役員営業本部長、大坪一彦常務執行役員営業本部副本部長、野澤徳則常務執行役員営業本部副本部長、益子保美上席執行役員営業本部副本部長、中野康彦トステムハウジング研究所所長が出席した。




 

◇住宅着工戸数再び減 5月は4.6%減の6万戸〈国土交通省〉

国土交通省が6月30日に発表した2010年5月の新設住宅着工戸数は、持ち家と分譲住宅は増加したが、貸家が減少し、全体では4月の増加から再び減少となった。新設住宅着工戸数は5万9911戸、2009年同月比4・6%減。新設住宅着工床面積は550万5000平方b、同0・5%増で、3カ月連続の増加となった。新設住宅着工戸数のうち持ち家は2万4243戸、同4・8%増で7カ月連続の増加となった。民間資金による持ち家は2万1129戸、同0・2%減と3カ月連続の減少。公的資金による持ち家は3114戸、同58・7%増で、8カ月連続で増加した。貸家は2万1759戸、同13・5%減で、18カ月連続の減少だった。民間資金による貸家は1万7780戸、同18・2%減と18カ月連続の減少。公的資金による貸家は3979戸、同15・6%増と2カ月連続増。分譲住宅は1万3173戸、同0・8%増で3カ月連続の増加。うちマンションは4202戸、同31・5%減となり、4月の増加から再び減少した。戸建て住宅は8953戸、同30・0%増、5カ月連続で増加した。




 

◇出荷5ヵ月連続増 複層ガラス13%伸びる〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は7月1日、2010年4月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスは生産・出荷とも前年同月より大幅に増加した。加工製品の合わせガラス、強化ガラス、複層ガラスもいずれも生産・出荷とも前年同月より大幅に伸びた。 板ガラスの生産は177万6000換算箱、前年同月比16・7%増、出荷は214万2000換算箱、同21・0%増。生産・出荷とも5カ月連続で増加した。板ガラスのうち普通板・型板ガラスの生産は17万3000換算箱、同30・4%減。出荷は20万換算箱、同13・6%増と6カ月連続の増加だった。フロート板・磨き板ガラスの生産は160万3000換算箱、同25・9%増、出荷は194万2000換算箱、同21・8%増。生産・出荷とも5カ月連続で増加した。合わせガラスの生産は121万3000平方b、同30・5%増と6カ月連続の増加、出荷は114万2000平方b、同37・7%増で5カ月連続の増加だった。出荷のうち建築用は13万3000平方b、同6・3%減と6カ月ぶりに減少した。強化ガラスの生産は243万9000平方b、同41・5%増と5カ月連続で増加。出荷は232万平方b、同52・7%増と6カ月連続の増加だった。複層ガラスの生産は110万平方b、同12・6%増。出荷は108万4000平方b、同12・8%増。生産・出荷とも3カ月連続で増加した。




 

◇埼玉窓工場が着工 第1期工事11年7月完了 窓事業の中核に〈YKK AP〉

YKKAP(東京都千代田区、田忠裕社長)は6月30日、埼玉県久喜市菖蒲町台に、窓の製造供給拠点「埼玉窓工場」の建設(第1期工事)を着工した。2011年7月の完成、操業を目指す。窓事業ブランド「APW」商品を製造し、首都圏など関東・甲信越の各エリアにタイムリーに供給する。埼玉窓工場は、関東・甲信越エリアで同社最大規模の拠点となり、窓事業の中核工場と位置付ける。「環境に配慮し、地域社会に根差した工場」をコンセプトに、建物の断熱化、自然の風と光の利用、敷地緑化など環境負荷低減と自然環境の有効利用に取り組み、地域との交流を大切にする。敷地面積8万6716平方b、従業員は250人(2012年)を予定。1期工事は延べ床面積3万2995平方b、RC造2階建て。投資額は約110億円。主な設備は窓生産ライン、複層ガラス生産ライン。窓、複層ガラスなどを製造する。






 

施工研修も行う


◇施工から保険まで 太陽光発電市場に参入〈住生活グループ〉

住生活グループ(杉野正博社長)は1月、太陽光発電システム事業に参入することを発表。4月1日、太陽光発電システムの製造、販売、施工を行う「リクシルエナジー株式会社」を設立し、住宅用太陽光発電システム「リクシルソーラー」を発売した。住宅用太陽光発電システム市場は拡大を続けており、現在、国内で展開する主なメーカーは33社。そうした中、同社グループは、太陽光発電システムも住宅設備機器の1つとしてとらえ、施工品質の向上に力を入れている。「リクシルソーラー」は施工認定者だけが施工でき、施工認定者になるには研修を受ける必要がある。研修は千葉と大阪にある専用研修センターで随時開催。1泊2日で太陽光発電システムの基礎知識、設置工事についての知識、屋根に関連する建築の知識を学ぶほか、実際の屋根に設置する実技も体験する。






 

ガラス用金物カタログ


◇ガラス金物カタログ 耐久・意匠性高い蝶番類〈綱島製作所〉

綱島製作所(大阪市東住吉区、綱島茂社長、06・6696・1260)はこのほど、ガラスドア用蝶番(ちょうばん)、ガラスケース用蝶番などを掲載したガラス用金物カタログを発刊した。これまでの商品ごとのパンフレットを1冊にまとめた。掲載商品はシャワーブース・室内強化ガラスドア用蝶番、強化ガラスドア用グラビティー蝶番、ガラスドア用ラッチ・戸当たり、アクリル・ポリカーボネート用グラビティー蝶番、ガラスケース用蝶番・ロック、天板ガラス用受け、ガラスコーナー押さえ。同社製品は耐久性が高い真ちゅう製。耐荷重40`の強化ガラスドア用蝶番や同40`の強化ガラスケース用蝶番など安全性、機能性に優れており、長年使用しても音鳴りなどのトラブルがほとんどないという。意匠性が高いクロームメッキ仕上げ。





ページの先頭に戻る 過去の記事へ