2009 6/28
  

渡邊宏経済産業省住宅産業窪業建材課課長


◇第12回板ガラスフォーラム 渡邊宏氏が講演〈経済産業省〉

6月11、12日に東京都新宿区の京王プラザホテルで開催された第12回板ガラスフォーラムの2日目、住宅窯業建材産業政策の今後の展開についてのセミナーが開催された。講師の渡邊宏経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課課長は「ガラス産業の可能性と政策課題」について講演した。既存住宅の次世代省エネ基準の達成率は5%にすぎず、新築でも3割程度しか満たしていない。断熱工事の費用対効果の大きさが消費者に十分に理解されていないと指摘した。渡邊氏の講演要旨を紹介する。




 

◇1社でできないことを 組合に求めるものは〈全国板硝子卸商業組合連合会〉

全国板硝子卸商業組合連合会は6月11日、東京で開催された板ガラスフォーラムの中で、「板ガラス業界を取り巻く問題と今後の組合活動の在り方などについて」をテーマに全員協議会を開いた。松本巌会長(関東甲信越板硝子卸商業組合理事長)のあいさつに続いて、松本会長をコーディネーターに、各地区の代表者が意見を交換した。






 

小野正企画官


◇経済産業省 小野正企画官が講演〈全国板硝子商工協同組合連合会〉

全国板硝子商工協同組合連合会(南正助会長)は6月11日、小野正経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課企画官を講師に「生活者の視点に立った『窓』産業の育成」をテーマにした講演会を開いた。小野企画官は省エネ、防犯、防音などの機能を持つ「窓」を生活者の視点に立って提案すべきと話し、「窓」を製造・組み立て、提案できる産業の必要性を説いた。生活者に分かりやすい性能表示制度への移行も促した。






 

◇東京で住宅建材展示会 光・風など5ゾーン〈三協立山アルミ〉

三協立山アルミ(富山県高岡市、藤木正和社長)は6月22、23日の2日間、東京都大田区の東京流通センターで、関東地区の工務店や設計事務所、代理店の得意先を対象に「2009住宅建材新商品展示会」を開催。「自然と暮らす―Nature Life」をテーマに、「コンセプト展示」「光と暮らす」「風と暮らす」「木と暮らす」「ユニバーサルデザイン」ゾーンに分けて新商品78点を展示した。自然の風を取り込む「風の道」を強調、コンピューター画像などで説明した。「コンセプト展示」ゾーンでは風と光を利用した、自然と共生する住空間を提案。「光と暮らす」ゾーンは小窓での採光や、木漏れ日とリースをあしらったドアで、暮らしを楽しむという新しい価値観を提案した。






 

使いやすい操作部品


◇樹脂アングルサッシ カビと内装材の腐食防ぐ〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、田忠裕社長)は、樹脂アングルアルミサッシ「フレミングJ」を発売する。同社の基幹シリーズ「フレミングU」をベースに、窓周りの内装材と接するアングル部に結露が発生しにくい樹脂を採用。カビの発生と内装材の腐食を防ぐ。防犯性能も高く、ガラスは複層ガラスと単板ガラスから選べる。北海道、東北、関東、北陸は7月1日から、一部の商品と中部、近畿、中国、四国、九州は10月1日から発売する。 引き違い窓、シャッター付き引き違い窓、雨戸付き引き違い窓、出窓、片上げ下げ窓、Fix窓、滑り出し窓、セカンドドアほかがある。各商品に住宅用防火戸、防犯建物部品を設定した。  引き違い窓のクレセントはスリムですっきりとした形状。縦滑り出し窓のハンドルは手になじむ曲線。スムーズに安心して使える設計を心掛けた。




 
 

◇傷修復するポリカ 業界初、屋外使用も〈タキロン〉

タキロン(大阪市中央区、森下誠二社長)はこのほど、表面自己修復グレードポリカーボネートプレート「リペアガード」を発売した。プレート表面に付いた軽微な傷を自然に修復する自己修復性、耐候性を併せ持つ業界初の商品。車両の風防、ヘルメットなどの面体や安全カバー用途など、産業用ポリカーボネート事業の機能付与製品として展開していく。  基材両面をコーティングし、軽微な傷なら数秒程度で修復する。塗膜に外力が加わるとソフトセグメントが縮み傷が付いたように見えるが、外力がなくなると復元する仕組み。耐候処理を施しており、屋外使用も可能。プレス成形などの熱加工性も備える。従来のポリカーボネート透明板と同様の耐衝撃性、透明性がある。





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