2009 4/5
握手する嵯峨明不二サッシ社長(左)と茂木哲文化シヤッター社長
◇資本と業務で提携 スチールとアルミ相乗効果狙う〈文化シヤッターと不二サッシ〉
サッシ建材各社の生き残りをかけた動向が注目される中で3月30日、文化シヤッター(茂木哲哉社長)は不二サッシ(嵯峨明社長)の第2種優先株式150万株を取得することで、4月1日から両社の全面的な業務提携を実施すると発表。提携メリットについて茂木社長は「シャッターとアルミサッシは別の業界だが、将来スチールとアルミの特性を生かした新製品を生み出すことによって、シナジー効果は十分にある。販売面でも川上に強い不二サッシ、全国各地にきめ細かい営業網を持つ文化シヤッターが提携することのメリットは大きい」と語った。
防犯機能を強化した断熱玄関ドア「アヴァントス」について説明する榊原正ドア引戸商品開発部長(左)と山水正之サッシ・ドア引戸事業統括部長
◇玄関ドア防犯を強化 「電動多点ロック」搭載〈トステム〉
トステム(潮田洋一郎社長)は同社最上級断熱玄関ドア「アヴァントス」の防犯機能を強化。5カ所の錠を同時に施解錠する業界初の「電動多点ロック」を標準搭載し4月1日から発売した。「電動多点ロック」は標準仕様のICカードキー「CAZAS」のほか、各種電機錠と連動し、簡単な操作で一度に5カ所の錠が動くように設計。施解錠の煩わしさがない。ロック部分はすべてがこじ破りに強いかま錠になっており、うち2カ所を肩よりも上の位置に配置することでより破りにくくした。枠側のかま錠を受ける部分も補強し、ドア全体の防犯性能が高い。