ample63 新光硝子工業(富山県砺波市、新海伸治社長)は独自の樹脂合わせ技術を生かし、さまざまな樹脂合わせガラス商品を開発している。天然石や折り柄を付けたPETフィルムとの組み合わせ、樹脂に気泡を発生させた商品、パールの粉末を混ぜた商品など、これまでにない意匠性が高い商品を提案する。 天然石とガラスを樹脂で接着した「カジュアルストーン」は、天然石の風合いとガラスの質感を組み合わせ、高級感を演出する。光夜で違う雰り壁として使い、昼と夜で違う雰もできる。できる。囲気を楽しむこともできる。1.8㎜厚のシー1.8㎜厚のシー 天然石を1.2〜1.8㎜厚のシー5〜12㎜厚の〜12㎜厚のト状に薄く加工し、5〜12㎜厚のる。表面がガる。表面がガラスと貼り合わせる。表面がガも掃除が容易ラスのため、汚れても掃除が容易で、石の風化も防ぐ。デザインは「フォーリンリーブス」「タンイエロー」「ベルデ」「テラロッサ」「ラスティック」の5種。 マンションの採用事例では、「クレヴィスタ多摩川」(東京都大田区)にフロートガラス(FL)5㎜+樹脂2㎜+天然石約2㎜+樹脂3㎜+FL5㎜の構成で、1043×1933㎜を2枚、563×1933㎜を2枚納入。ガラス裏面に光拡散加工を施し、効果的な光拡散と強力なLED照明で、高級感があるエントランスを演出する。 折り柄を付けたPETフィルムとガラスを樹脂で接着し、複層化した「輝羅(きらら)ガラス」(開発中)は、凹凸がある折り柄で立体感を出し、空間を演出できる。樹脂にザインは顔料を混ぜて多彩な色を表現することができ、折り柄はさまざまな形状が可能で、自由に組み合わせられる。 「輝泡(きほう)ガラス」(開発中)は合わせ部分の樹脂に気泡を発生させ、意匠性を高めた。「輝流(きりゅう)ガラス」(開発中)はパールの粉末を樹脂に混ぜたデザインガラス。 主力の曲げガラスは、最近の大型物件は個人別荘にFL12㎜、2790×2939㎜、3471Rを8枚、FL12㎜、2790×2690㎜、「輝泡ガラス」「輝泡ガラス」「輝泡ガラス3471Rを8枚、FL12㎜、2530×2939㎜、11971Rを14枚納入した。 同社は2015年に合わせガラス製造用オートクレーブ(加圧炉)を導入。自社でポリビニールブチラール(PVB)中間膜を使った曲げ合わせガラスを内製化できるようになった。曲げ合わせガラスの試作段階でガラスが割れた際、曲げ、合わせのどちらの工程に原因があっても自社で問題を解決できるようになり、難易度の高い曲げ合わせ加工がしやすくなった。「輝流ガラス」「輝流ガ「カジュアルストーン」採用事例=「クレヴィスタ多摩川」「輝羅ガラス」「輝羅ガラス」「輝羅ガラ曲げガラスの大型物件への納入事例企業・製品紹介新光硝子工業独自の樹脂合わせガラス商品開発天然石、折り柄PETフィルム組み合わせなどS
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