2017 9/3
 

第11世代TFT液晶用ガラス基板製造窯の鍬入れ式


◇中国で第11世代液晶用 ガラス基板製造窯 建設〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は8月24日、中国で第11世代TFT液晶用ガラス基板を製造すると発表した。広東省恵州市にある、同社100%子会社の旭硝子顕示玻璃(恵州)に第11世代TFT液晶用ガラス基板の製造窯を建設する。2019年3月末までに量産を開始する。近年、中国ではTFT液晶用パネルの生産量が増加しており、ガラス基板の需要も急速に拡大している。






 

◇伊ペルマ社全株式を譲渡 中国社と相互補完可能に〈LIXILグループ〉

LIXILグループ(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は8月21日、完全子会社のLIXIL(同)が保有するイタリア・ペルマスティリーザ社の全株式を、中国のグランドランド社に譲渡することを決定。基本譲渡価額は4億6700万ユーロ (約597億7600万円)。カーテンウオール、インテリアなど建物の内外装業界をリードしてきたペルマスティリーザ社は、中国で建築設計・建築装飾事業の強固な基盤を持つグランドランド社と事業の相互補完が可能になる。LIXILグループは持続可能な成長に向けて、経営資源配分の最適化を進める。








 

日射を遮ったり(上)、取得したりしてコントロールできる


◇カーテンが不要に 自動で光を取得・抑制〈キネストラル・テクノロジー社〉

米キネストラル・テクノロジー社(カリフォルニア州サウスサンフランシスコ、エスビー・チャー社長)は来年夏ごろの発売に向け、次世代スマート調光ガラス「ヘイリオ(Halio)」を開発した。季節、気温、天候などに合わせて自動的にガラスを変化させ、光が持つネガティブな要素(まぶしさ、夏季の日射など)は抑えながら、自然光を最大限に取り入れる。ブラインドやカーテンが不要になり、省エネ効果が高い。既に米国、欧州では販売を開始した。日本でも受注を開始しているが、商品が届くのは来年の夏以降になりそうだ。








 

◇1居室から対象 国や市区町村とも併用可〈東京都〉

東京都は「既存住宅における高断熱窓導入促進事業」の公募を8月28日から開始した。高断熱窓を使った戸建て住宅、集合住宅の断熱リフォームに対し、助成対象経費の6分の1以内、戸建て住宅は1住戸当たり50万円、集合住宅は1住戸ごとに50万円を上限に助成する。高断熱窓を一つ以上の居室に設置すれば助成対象となる。補助金交付額の合計が助成対象経費を超えない範囲で、国や市区町村の補助金と併用できる。予算規模は24億7500万円で約3万3000件の申請を想定している。申請期間は2017年8月28日〜2020年3月31日。








 

「セロアカセット」網戸使用時(左)と網戸収納時


◇網戸本体を簡単脱着 施工性が高いカセット式〈セイキ販売〉

セイキ販売(東京都練馬区、守谷将人社長)は9月1日、ロールアップ網戸「セロアカセット」を発売した。網戸本体を簡単に脱着できるカセット式で、施工がしやすい。職人不足が深刻化する中、施工経験がなくても取り付けられるロールアップ網戸が求められていた。巻き取りスピードも簡単に調整できる。網戸本体をカセット式にすることで、簡単に脱着でき、施工とメンテナンスがしやすい。取っ手部分を押すだけで自動で網を本体ボックスに巻き取る「ワンタッチオープン機能」を搭載。








 

リフォーム業者の紹介画面の一部


◇ウェブでリフォーム集客 登録無料の成果報酬型〈ブラニュー〉

ブラニュー(東京都港区、03・5413・4820)はこのほど、リフォームを希望する施主とリフォーム業者とを結び付ける専門サイト「HUNDY(ハンディ)」を立ち上げた。リフォーム業者として登録するだけで、自動的に施主から直接仕事の依頼を受け取ることができる。依頼の確認や施主とのやりとりはスマートフォンでもでき、同社には成果報酬だけ支払う。同社は建設関連業者に特化したホームページを作成しており、3500社以上の実績を持つ。2017年度中に1100社の登録を目指している。







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