2017 7/2
 

◇超高断熱真空ガラス 10.2o厚で熱貫流率0.65〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は6月12日、超高断熱真空ガラス「スーパースペーシア(仮称)」の開発に成功したと発表した。従来の真空ガラス「スペーシア」の断熱性能を大幅に上回る。6.2o厚で熱貫流率が1.4W/u・Kの「スペーシア」より断熱性能を約54%改善し、わずか10.2oの厚さで熱貫流率が0.65W/u・Kと低い。発売は今年10月を予定する。






 

◇フィリピンから撤退 建築ガラス子会社株売却〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は6月20日、フィリピンでの建築用ガラス製造から撤退すると発表した。2017年12月末までにAGCフラットガラス・フィリピン社の株式の同社持ち分(100%)全てをフィリピンのTQMPグラスマニュファクチャリング社に売却する。同社は1988年にフィリピンで建築用ガラス事業をしていた現地法人に持ち分比率49%で資本参加した。その後出資比率を100%に引き上げ、現地法人の社名を現社名に変更し、AGCグループの建築用ガラス事業のグローバル戦略の一環として重要な役割を果たしてきた。






 

◇登録硝子工事基幹技能者 17年度講習・修了試験〈全国板硝子工事協同組合連合会、全国板硝子商工協同組合連合会〉

全国板硝子工事協同組合連合会と全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連)はこのほど、2017年度の登録硝子工事基幹技能者講習・修了試験の募集要項を発表した。9月2〜3日に福岡で開催する。登録硝子工事基幹技能者資格の取得希望者は申し込みに必要な書式を全硝連のホームページ(http://www.zenshouren.jp)からダウンロードして、受付期間内に事務局まで郵送する。








 

自然換気システム「スウィンドウ」


◇手動・個別制御など 自然換気システム充実〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(中野敬司社長)は5月31日、風の力で開閉する自然換気システム「スウィンドウ」シリーズに手動タイプなどを追加し、シリーズを強化した。同シリーズは1996年に同社が国内で初めて開発した、風の圧力差に反応して窓が自動開閉する自然換気システム。人工エネルギーを一切使わず、自然の風力と室内外の温度差で効率良く換気する。無風状態では45度で開いた状態を保ち、風向きによって開閉することで、室内の空気を循環させる。排気と給気の2タイプがある。








 

防犯防災総合展inKANSAI2017」で「浮力起伏式止水板」を実演「2017防災産業展in東京」では「アクアード」を実演


◇止水製品を実演 防災テーマなど3展示会〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、潮崎敏彦社長)は防災とガレージライフをテーマにした3展示会に出展。止水製品などの防災関連製品と、住宅向け軽量アルミガレージシャッターをPRした。東京・有明の東京ビッグサイトで6月7日から3日間開催された「2017防災産業展in東京」、大阪・南港のインテックス大阪で6月8日から2日間開催された「防犯防災総合展inKANSAI2017」では水槽を使って実演し、「簡単&スピード設置」をコンセプトとした止水製品の性能をアピールした。










 

「NRCファイバーライン」(左)と自動車ガラス取り外し工具「バイパー」


◇クリップも切断可能 傷付けないPE製ライン〈日硝ゴム〉

日硝ゴム(大阪市浪速区、06・6561・8715)は自動車ガラス取り外し用ポリエチレン(PE)製ライン「NRCファイバーライン」を発売した。引っ張り強度156kgでピアノ線より強度があり、樹脂製クリップも切ることが可能。ダッシュボードなどを傷付けずに作業できる。これまでPE製ラインは引っ張り強度105kgが主流で、クリップがあるリアガラスに使用するとラインが切れていたため、ピアノ線を使って切ることが多かった。









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