2017 6/4
松本巖理事長
◇ガラス需要に変化が 全流通でアピールを〈関東甲信越板硝子卸商業組合〉
関東甲信越板硝子卸商業組合(松本巖理事長)は5月23日、東京都港区のメルパルク東京で第32回通常総会を開催。議案審議の後の講習会で、真鼻幸信板硝子協会調査役が「建築物の省エネ適合義務化におけるガラスの扱い」について説明した。懇親会冒頭のあいさつで松本理事長は「機能ガラスのアピールが流通を含めてまだ足りない。一般消費者や行政官庁に行っても理解されていない。全流通が力を合わせてアピールすることが大きな使命であり、それによって商売が繁盛する」と考えを述べた。
◇複層戸建て普及率97.5% Low-E、拡大止まる〈板硝子協会〉
板硝子協会(皿澤修一会長)は5月30日、2016年度の新築住宅の複層ガラスの普及率を発表した。戸数普及率は戸建て住宅が97.5%、前年度より0.8ポイントの増加だった。うちLow-E複層ガラスは73.5%、前年度比0.3ポイント減少した。減少は5年ぶり。共同住宅は66.4%、同1.0ポイント減少と3年連続で減少した。うちLow-E複層ガラスは11.9%、同4.7ポイント減と2年連続の減少だった。戸建て住宅の複層ガラスの面積普及率は94.5%、同0.1ポイント増と横ばいだった。うちLow-E複層ガラスは72.5%、同0.1ポイント減となった。
LIXILWINGビル
◇本社機能を集約へ 19年 WINGビルに新棟〈LIXIL〉
LIXIL(瀬戸欣哉社長)は5月22日、2019年11月までに東京都江東区のLIXILWINGビルに本社機能を集約すると発表した。意思決定の迅速化と業務の効率化を進めると同時に、従業員同士の活発なコミュニケーションを促すことが目的。国内のグループ会社を含め、分散している拠点を集約するため、LIXILWINGビル敷地内の3棟(KAZE、HIKARI、NIJI)に加え、新しい建屋を1棟建設する。これによって約5000人の社員が部門を超えてコミュニケーションができる新しい職場環境をつくる。
外動コーナー引き分け窓
◇中高層まで1シリーズ ビル用省エネサッシ追加〈三協立山・三協アルミ社〉
三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(中野敬司社長)は5月、ビル用高性能省エネサッシシステム「ARM-S(アームス)」の「Uシリーズ」に、中高層建物向けの「U+タイプ」を追加。同シリーズは中低層建物向け「Uタイプ」と合わせて2種になり、低層〜中高層建物に対応できるようになった。「U+タイプ」は大開口を実現し、耐風圧性や水密性を高めた。窓種に外動片引き窓、外動コーナー引き分け窓を加えた。「U+タイプ」はシリーズ共通のスリムなデザインで、地上約60m相当、地上15〜20階程度の中高層建物に対応する。