2016　10/30・11/6

　

最優秀賞作品

 ◇188点応募 うち海外は16カ国87点　課題「風土と暮らす家」審査〈セントラル硝子〉

 セントラル硝子（皿澤修一社長）は10月22日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで「第51回セントラル硝子国際建築設計競技」の2次審査を公開面接方式で実施し、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選4点を決定。佳作10点も表彰した。今年の課題は「風土と暮らす家」。応募188点（国内101点、海外16カ国から87点）の中から1次審査を通過した7点がプレゼンテーションし、最優秀賞、優秀賞を選定。最優秀賞は、糸魚川遼氏（ノザイナー所属）の作品名「田居中」に決定した。

　

 ◇11月1日事務局開設　HPで事業者登録受け付け〈国土交通省〉

 国土交通省は10月18〜31日、東京を皮切りに全国主要9都市で住宅ストック循環支援事業（ストック循環事業）についての説明会を開催。18日には東京都世田谷区の昭和女子大学人見記念講堂で制度概要を説明した。ストック循環事業事務局のホームページ（http://stock-jutaku.jp）、問い合わせ電話窓口（0570・069・888）が11月1日午前9時に開設され、補助事業者（工事請負業者）の事業者登録の受け付けがホームページ上で始まる。

　

��高精度プレス工法で製造した複雑造形のフロントガラス��一般的なフロントガラス

 ◇フロントガラス用増設　独自技術 高精度プレス工法〈日本板硝子〉

 日本板硝子（森重樹社長）は10月18日、舞鶴事業所（京都府舞鶴市）に、同社独自技術による高精度プレス工法を用いた自動車フロントガラスの生産設備を増設することを決定したと発表した。増設は今年中に着工し、来年に稼働を開始する。高精度プレス工法は、高温に熱したガラスを１枚ずつ型に合わせてプレス成形する曲げ加工方法。ガラス自体の重力によって自然成形する自重工法に比べ、ガラスを深く曲げるまたは立体的に曲げるような難しい成形や、ガラスに高い面精度が求められる場合に適している。

　

左から水野洋太郎専務理事（福井）、辻良明会長（大阪）、宮代茂副会長（神奈川）

 ◇一般社団法人の設立は断念　自治体への働き掛け強化〈全国板硝子商工協同組合連合会〉

 全国板硝子商工協同組合連合会（全硝連、辻良明会長）は10月14日、東京都中央区の浜町TSKビル内会議室で2016年度第2回理事会を開催。前執行部から引き継いだ懸案事項である、国土交通省認定の「住宅リフォーム事業者団体登録」に向けた一般社団法人の設立については見送ることとし、設立に向けた準備を断念することで調整を進める。11月11日開催の全国理事長会議で承認を得る。全国の自治体に「エコ窓」「防災ガラス」採用を働き掛けることも審議する。

　

LIXIL（上）とTDYの展示ブース

 ◇充実の高齢者配慮案など　LIXILとYKK AP出展

 アジア最大規模の高齢者と障害者の自立のための福祉機器展示会「第43回国際福祉機器展」が10月12日から3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。17カ国・1地域から527社が約2万点の福祉機器を展示。11万3000人が来場した。LIXIL（東京都千代田区、瀬戸欣哉社長）は高齢者、介護者など誰にもストレスなく、安心で分かりやすく、使いやすい製品を提案。YKK AP（東京都千代田区、堀秀充社長）はTOTO、大建工業（DAIKEN）のTDY3社で、充実した高齢者配慮プランをPRした。

　

��「BX止水板ラクセット」��「止めピタ」

 ◇事前工事、不要も　危機管理展 防災・減災品を実演〈文化シヤッター〉

 文化シヤッター（東京都文京区、潮崎敏彦社長）は10月19日から3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された危機管理の総合展示会「危機管理産業展2016」に出展。ゲリラ豪雨などによる浸水防止（止水）対策として、設置に伴う事前工事が不要な「BX止水板ラクセット」、簡易型止水シート「止めピタ」、止水ドア「アクアード」は実演で性能をアピール。火災時の避難経路の安全を確保する開放軽減機構付き鋼製ドア「エア・バランサー」を映像を使って紹介。

　

��高透明遮熱断熱フィルム「リフレシャイン」��施工例

 ◇低価格で高品質　ハードコートを強化〈住友理工〉

 住友理工（愛知県小牧市、0568・77・4982＝リフレシャイン事業室）は高透明遮熱断熱フィルム「リフレシャイン」を販売している。年間を通して省エネ効果があり、一般的な遮熱フィルムと比べ価格を抑えた。断熱性能との両立が難しいハードコート層を強化。自動車メーカーとの取引で培われた品質の高さで、窓用フィルムメーカーとしては後発だが、鉄道会社などで採用が増えており、認知度拡大に力を入れる。「TW32」「TW33」の2種がある。