2016 7/10・17
 

有岡雅行新会長


◇新技術開発など推進 会長に有岡雅行氏〈ガラス産業連合会〉

ガラス産業連合会(狐塚章会長)は7月8日、東京都千代田区の銀行倶楽部で2016年度定時総会を開いた。役員改選で新会長に有岡雅行電気硝子工業会会長兼ニューガラスフォーラム会長、副会長に皿澤修一板硝子協会会長がそれぞれ就任した。同連合会は2000年3月の発足以来16年が経過。ガラス産業の環境戦略や技術戦略を展開する他、ガラス産業での技術交流と新技術開発への取り組みを進める。2018年9月23〜26日に横浜で開催することが決定した「国際ガラス会議アニュアルミーティング」に向けた準備を開始する。同連合会の2016年度活動計画は「ガラス産業戦略の再確認と展開」「ガラス産業における技術交流と新技術開発への取り組み」「ガラス産業周辺への提言と情報発信」の3事業に分け、その中に重点課題を織り込んで活動を進める。






 

◇セントラル硝子 新体制に 取締役常務執行役員に2氏昇格〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は6月29日に開催した定時株主総会で取締役、監査役が選任され、同日開催の取締役会で執行役員を選任。取締役常務執行役員に青木重之執行役員、岩崎成俊執行役員がいずれも昇格した。








 

マルチメディアホームドアのイメージ


◇マルチメディアホーム扉 共同開発 東急2駅で実証実験〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は、東京急行電鉄(東急電鉄)、日本信号、三菱電機と共同でデジタルサイネージ一体型のマルチメディアホームドアを開発。6月27日から東急電鉄東横線武蔵小杉駅で、7月からは同大井町線溝の口駅で実証実験を開始した。同社が開発したガラス一体型デジタルサイネージ「インフォベール」を、三菱電機と日本信号が製作するホームドアの戸袋部分に設置し、東急電鉄がコンテンツ配信の仕組みと運用モデルを構築する。今回の実証実験は、鉄道業界では最大となる55インチサイズのデジタルサイネージを組み込んだホームドアを東横線武蔵小杉駅、大井町線溝の口駅に設置し、屋外環境での技術的課題を検証するとともに、デジタルデバイスを組み合わせたホーム上での新しい情報発信に積極的に取り組む。








 

約100人が参加した


◇業界の地位向上を 勉強会と基幹技能者説明会〈東海板硝子工事協同組合〉

東海板硝子工事協同組合(木村俊一理事長)は6月28日、名古屋市千種区の吹上ホールでクレーム対応などの際の知識向上を目的としたガラス工事の勉強会と、登録硝子工事基幹技能者講習の説明会を開催。同協組組合員と東海板硝子卸商業組合、愛知県板硝子商工業協同組合の組合員ら約100人が参加した。木村理事長は「こういった勉強会で各自の技術、知識をアップさせ、お客さんの信頼を勝ち取って業界の地位を向上させたい」と開催の目的を説明。登録硝子工事基幹技能者について説明した本田英修理事は「ガラス業界は登録基幹技能者がたったの127人しかおらず、ガラス業界の地位向上のためにも全国で取ってほしい」と呼び掛けた。








 

研修センター外観


◇研修センター完成 リペアや傷研磨を講習〈グラスウエルドジャパン〉

グラスウエルドジャパン(京都市北区、075・721・5789)はこのほど、本社近接地にウインドーリペア、ガラス傷研磨システムなどの講習、デモンストレーションをする研修センターが完成した。実車を使って機材の使用方法を説明できるガレージや、講義などを行えるスペースがある。同社はこれまで展示会でのデモンストレーションや、講習を希望する会社には出張して機材の使い方を説明してきた。今後は研修センターを活用して多くの講習希望者のニーズに対応し、機材の販売につなげる。研修センターの敷地面積は約240u。3階建てで、延べ床面積は約230u。1階に実技指導をするガレージ、2階に講義用スペースと事務所スペースがある。







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