2015 12/20・27
 

「エルスターS」の施工例


◇スタンダードクラス樹脂窓 高い断熱性とデザイン〈LIXIL〉

LIXIL(藤森義明社長)はLow-E複層ガラス仕様の樹脂窓で国内最高の断熱性能(熱貫流率U値=1.30W/u・K)とデザインを両立した高性能樹脂窓「エルスターS」を開発。北海道で来年3月15日、東北以南で同5月1日から販売する。同社は高性能窓のラインアップ強化のため、スタンダードクラス(普及価格帯)の樹脂窓をフルモデルチェンジし、窓の高性能化を加速する。高性能樹脂窓「エルスターS」は高い断熱性を実現させるため、フレームの見付け部分を約20%細くし、熱を通しにくい高性能なガラスの面積を最大化。「エルスターX」で開発した樹脂窓で業界一スリムなフレームを継承し、従来品と比べてガラス面積を約10%拡大した。




 

◇社長に瀬戸欣哉氏招聘〈LIXILグループとLIXIL〉

LIXILグループ(東京都千代田区、藤森義明社長)は12月21日、同社代表執行役兼COOと、LIXILの代表取締役社長兼CEOとして瀬戸欣哉氏を2016年1月1日付で招聘(しょうへい)することを決定した。同日付で藤森氏はLIXILグループの取締役代表執行役社長兼CEOの役職は継続し、LIXILの代表取締役会長兼CEOに就任する。瀬戸氏は、2016年6月に開催予定の定時株主総会と取締役会の承認を経てLIXILグループの取締役代表執行役社長兼CEOに就任する。同時に藤森氏はLIXILグループの相談役に就任する。瀬戸氏は、米国の資材流通企業であるグレンジャー社でオンラインビジネスのシニアバイスプレジデントを務めた。






 

左半分が低反射ガラス「クラリティ」必要なときに映像を映し出せる「ダイエレクトリック・ミラー」


◇高透過の低反射ガラス 外装も使えて後加工可能〈ガーディアン・ジャパン・リミテッド〉

ガーディアン・ジャパン・リミテッド(東京都中央区、岡戸志門社長)はこのほど、高透過ガラス仕様の低反射ガラス「Clarity(クラリティ)」、鏡に映像を映し出すことができる「Dielectric Mirror(ダイエレクトリック・ミラー)」を日本で発売した。「クラリティ」は外装ガラスとしても使え、強化・合わせ・複層・曲げ(浅曲げ)ガラスに加工できる。「ダイエレクトリック・ミラー」は鏡とディスプレー・スクリーンカバーガラスの機能を持った、一枚2役のガラス。新しい発想で用途の幅を広げることができる。強化・曲げ(浅曲げ)ガラスに加工できる。「クラリティ」は高透過ガラスを使用した低反射ガラスで、透明度が高く反射が少ない。






 

堀社長(右)と吉田会長が2015年度の業績見通しなどを発表した


◇15年度増収減益見込み 20年までに樹脂窓40%へ〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は12月17日、本社で記者懇談会を開催。堀社長は本年度の建材事業の売り上げ、営業利益について報告した。2016年3月期の連結業績は売上高が4213億円、2015年同期比5%増、営業利益は247億円、同2%減と増収減益を見込む。国内では樹脂窓や省エネ住宅ポイント効果による内窓の販売が好調だったが、海外では複数の大型物件で工期遅延による余剰コストが発生した。堀社長は「社長としての希望だが」と前置きしながら、「2020年までには樹脂サッシの比率を40%まで高めたい」と述べた。同社は富山県黒部市へ本社機能を一部移転し、東京本社と本社機能を分担する。






 

本社工場外観左から田中清人企画開発ガラス事業部長、吉村正社長、ジュナエド・アハメド博士・研究所長


◇ガラス事業部を発足 自社開発加工機の製造も〈大神〉

大神(だいしん)=佐賀市東与賀町飯盛2635、吉村正社長=は、2016年1月から旧福山鉄工所が開発した各種ガラス加工機器ラインの製造、メンテナンス業務を引き継ぐ。同社は食品高速充填(じゅうてん)機など食品加工機械を中心に自動車関連機械、包装箱成形機、瓶の箱詰め包装機など各種産業用自動精密機器の設計・製造を得意とする精密機械メーカー。このほど、ガラス事業部を発足し、同社の技術を融合させた新しいガラス加工機器の独自開発にも取り組む。韓国、中国の提携メーカーのガラス加工機器の輸入改良販売も継続するなどの方針を発表した。







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