2015 10/11・18
 

「APW430」ツーアクション窓


◇「APW430」に快適・安心 「内開き」「内倒し」2操作〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は、ハンドルの操作によって内倒しと内開きができる樹脂窓「APW430」ツーアクション窓を10月5日から全国発売した。ハンドルを90度回転させることで室内側に倒す内倒しと、180度回転させることで室内側に開く内開きの二つの操作(ツーアクション)ができる機能を付加した。窓に対する困り事についての同社の調査によると、窓辺の冬の寒さ・夏の暑さや結露の他、身を乗り出してする住宅の2階以上の窓掃除に対する不安、防犯面を気にせず安全に換気をしたいという意見もあった。同商品はそうした問題を解消し、日常生活を快適にする利便性を備えた。





 

「アトッチ」を施工した北海道庁本庁舎の部屋の施工前と施工後の外観はほとんど変わらない


◇「アトッチ」全面採用 北海道庁の窓断熱化改修〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は10月1日、省エネ窓改修用Low―Eガラス「アトッチ」が、北海道庁本庁舎耐震改修窓断熱化工事に全面採用されたと発表した。施工面積はおよそ1800平方bになる予定。本庁舎の一部の部屋に「アトッチ」を試験施工して省エネ性の実証試験をしてきた結果を評価され、採用が決まった。「アトッチ」は、従来は窓の改修が難しかったビルなどの大規模建築物向けに開発した。年間を通じて省エネ性能の向上と快適な空間づくりに貢献する。優れた省エネ性能が評価されて、北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞の省エネルギー部門で大賞を受賞した。






 

日本電気硝子の「チョップドストランド」日本板硝子の「ガラスフレーク」(電子顕微鏡拡大写真)


◇フィラー共同開発へ エンプラ機能向上に寄与〈日本電気硝子、日本板硝子〉

日本電気硝子(松本元春社長)と日本板硝子(森重樹社長)は10月8日、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)の強化と形状安定材料として使用されるガラス製フィラー(充填=じゅうてん=剤)を共同開発することに合意したと発表。日本電気硝子はエンプラ強化用のガラス繊維製品「チョップドストランド」、日本板硝子はエンプラ寸法安定向上用のガラス製品「ガラスフレーク」をフィラーとしてそれぞれ開発・製造・販売し、消費者に高い評価を得ているが、さらなる機能性向上も求められている。両社はそれぞれの製品が持つ特性をより強く引き出すため、製品の表面処理剤、形状、処方などを共同で開発し、エンプラの機能性向上に寄与していく。試供品提供開始は2016年3月末を予定する。






 

提案部門の最優秀作品燕品例部門の最優秀作品


◇提案256点・作品例167点応募 提案課題「あたたかいガラスの家」〈日本電気硝子、電気硝子建材〉

日本電気硝子(松本元春社長)は電気硝子建材との共催で10月6日、「第22回空間デザイン・コンペティション」の表彰式を東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で開催。提案部門は課題「あたたかいガラスの家」に対する256点の応募(登録数764件)の中から入賞作品10点、作品例部門は167点の応募(登録数222件)の中から10点をそれぞれ選び表彰した。提案部門の最優秀賞(賞金100万円)は齋藤弦氏(千葉大学大学院)、作品例部門の最優秀賞(賞金50万円)は「上越妙高駅自由通路東口もてなしドーム」の山田一信氏(交建設計)・水野一郎氏(金沢工業大学教授)・上越市が受賞した。






 

◇7月出荷再び減少 複層ガラス増2ヵ月連続〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は10月1日、2015年7月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は6月の前年同月比減少から再び増加となった。出荷は減少した。複層ガラスの生産はわずかながら2カ月連続で増加、出荷も2カ月連続で増加した。合わせガラスの生産は4カ月連続の減少、出荷は14カ月ぶりに増加となった。出荷のうち建築用は8カ月連続の増加。強化ガラスは生産・出荷とも13カ月連続で減少した。 板ガラスの生産は220万4000換算箱、前年同月比4.3%増。出荷は208万1000換算箱、同1.8%減だった。複層ガラスの生産は146万5000平方b、同0.1%増加。出荷は140万5000平方b、同1.6%増となった。






 

1日でリフォームできる「リシェントU」


◇ドア改修を加速 新プロモーション展開〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は9月16日、東京都江東区のLIXILWINGビル光で、リフォーム玄関ドア「リシェントU」のプロモーション戦略を発表した。「リシェントU」は玄関ドアを1日でリフォームできる「1dayリフォーム」が好評という。販売戦略は同18日からはテレビコマーシャルを放映。店頭でのプロモーションを強化し、それをバックアップするためデジタルシミュレーションを充実させる。田原明執行役員LIXILハウジングテクノロジーウィンドウシステム事業本部ドア事業部長は「ユーザー向けに新しいプロモーションを展開し、ドアリフォームビジネスを加速させる」と述べた。






 

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