2015 10/4
 

吹春高男日本・アジア事業部ビルディングガラス部主幹遠結梭繪ネ歯科大学の会場は受講者であふれた


◇省エネと防災 強化 学校に強化Low─E複層〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)が加盟する一般社団法人文教施設協会は、「学校施設の長寿命化対策」をテーマに全国で「サスティナブルスマートスクールフォーラム2015」を開催している。9月10日は東京都文京区の東京医科歯科大学で開催し、照明、開口部、建具など同協会の調査研究委員会技術部会委員らがそれぞれの立場で学校施設の省エネ・安全対策について説明した。同部会委員の吹春高男AGC旭硝子ビルディング・産業事業本部日本・アジア事業部ビルディングガラス部主幹は、文部科学省の施策を満たすガラスとして、省エネルギー化と防災機能の強化の両方に対応する強化Low―E複層ガラス、強化合わせLow―E複層ガラスを提案した。





 

LIXILの成長を導くグローバルリーダー=左からフランソワ・ザビエ・リーナール氏(LKT)、井植敏雄氏(LHT)、藤森社長、デイビッド・J・ヘインズ氏(LWT)、リカルド・モロ氏(LBT)


◇真のグローバル企業へ 18年3月目標 売上2兆円、事業利益1000億円超〈LIXIL〉

LIXILグループ(東京都千代田区、藤森義明社長)は9月15日、中核事業会社であるLIXILの2018年3月期までの目標と方向性を示す中期経営計画を発表。売り上げは3年間で年平均5.4%成長の2兆円、事業利益は同期間年平均23.5%成長の1000億円以上を目標とする。グループのシナジー効果を推進するとともに、真のグローバル企業を目指す。LIXILは4月、「ウオーター」「ハウジング」「ビルディング」「キッチン」の四つのテクノロジー事業と、日本の販売・サービスを担う「ジャパンカンパニー」の計5部門から成る新事業モデルを始動。世界で最も企業価値が高く、革新的で信頼される住生活テクノロジー企業となることをビジョンに掲げる。






 

ガラス面を大きく確保できる


◇ビル窓改修専用商品 新カバー工法で省施工に〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は9月18日、同社のビル・集合住宅用商品展示場「アズファイブ」で、ビル改修用新カバー工法商品「SYSTEMA(システマ)31Br」(9月30日発売)を発表。横谷功リノベーション事業部事業推進部部長、笹山直規商品企画部ビル商品企画グループスライディング系ウインドウ商品リーダーが説明した。新築ビルに軽快な意匠と明快な機能を提案する「SYSTEMA」シリーズの窓改修専用商品。既存の窓枠に新しい窓枠をかぶせるカバー工法で、省施工を実現。フレームがスリムで、改修前と同様の眺望性やすっきりとした意匠性を保ちながら省エネ化し、機能性が向上する。






 

「BX止水板ラクセット」


◇危機管理展に出展 14〜16日 止水3商品デモも〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、茂木哲哉社長)は10月14〜16日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催される危機管理の総合展示会「危機管理産業展2015」に、ゲリラ豪雨対策の止水商品3種を出展する。展示小間では、3商品のそれぞれの設置方法や止水性能を確認できるよう、水槽に水を入れてデモンストレーションを実施する。「BX止水板ラクセット」は、設置に伴う事前工事が不要。多様な開口部に対応し、非常時には約2分で設置できる。設置後も出入りができるので、出入り口が1カ所しかない店舗などに適する。止水ドア「アクアード」は、ビルや店舗の通用口に設ける、浸水対策を施したドア。






 

ガラス梱包システム「グラスラップ」


◇配送関連費を削減 再利用可の樹脂製梱包材〈丸日本〉

丸日本(名古屋市東区、藤井理夫社長、052・932・9110)は、ドイツ・グラスラップ社のガラス梱包(こんぽう)システム「グラスラップ」の販売を始める。軽量で衝撃耐久性が高く、再利用可能な発泡ポリプロピレン(EPP)製と、使い捨て用の発泡スチロール(EPS)製の2種を用途に応じて使い分け、木箱や鉄製パレットに代わるガラスの配送・保管方法として提案。配送や出荷作業、倉庫搬入、保管に掛かるコストを最大約60%削減できるとしている。試用することができ、今後日本国内での実験に協力してもらえる企業を募集する。「グラスラップ」はドイツで内装施工会社を経営するトーマス・ギラー氏が開発。欧州の板ガラスメーカーなどで採用されている。倒れてもガラスが割れにくく、梱包や出荷作業が容易。





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