2015 5/17
 

石村和彦会長を挟んで、左はベルギーのクリス・ペーテルス副首相、右がシャルル・ミシェル首相AGCstudioを見学した


◇ベルギー首相 本社訪問 AGCスタジオで新製品見学も〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は5月11日、就任後初めてのEU域外訪問として来日した、ベルギーのシャルル・ミシェル首相が東京都千代田区の本社を訪問。石村和彦会長らと会談した。同社の建築用ガラスのショールームAGCstudio(東京都中央区)では、同社の新製品「infoverre(インフォベール)」「Glascene(グラシーン)」など新しいガラス製品の技術を説明した。石村会長は「当社の創設はベルギーのガラス製造技術の導入から始まり、その後世界の旭硝子まで発展してきたが、将来は主軸の建築用・自動車用ガラスとは別に、本日展示した電子ディスプレーガラスおよびケミカル、セラミックス部門の技術開発に力を入れ、新しい市場の開発を図りたい」と話した。同社訪問には、ミシェル首相の他、クリス・ペーテルス副首相らも同行した。




 

◇代表取締役に清水正氏 取締役3人・執行役員4人ら新任〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は5月11日、清水正取締役常務執行役員の代表取締役専務執行役員就任など役員の異動を内定した。6月26日に正式に決定する。丸田順道代表取締役専務執行役員は退任し、特別顧問に就任する。新任の取締役は3人、新任執行役員は4人、新任監査役は1人。清水正氏(しみず・ただし)78年4月セントラル硝子入社。05年10月国際部長、10年10月人事部長、11年6月執行役員人事部長、12年6月取締役常務執行役員人事部長、13年6月取締役常務執行役員。60歳。




 

◇2次公募は改善を 高性能建材事業で陳情〈全国板硝子卸商業組合連合会、全国板硝子商工協同組合連合会〉

全国板硝子卸商業組合連合会(松本巖会長)と全国板硝子商工協同組合連合会(永島光男会長)の両団体は4月8日、東京都千代田区の経済産業省資源エネルギー庁を訪れ、「既築住宅・建築物における高性能建材導入促進事業」(高性能建材事業)についての要望を陳情した。同事業の集合住宅向けの1次公募が開始当日で締め切られるという異常事態を受け、板ガラス流通団体を代表してガラス・サッシ販売店が不利益を被らないよう、2次公募以降で改善を促した。高性能建材事業の1次公募が3月31日から開始されたが、集合住宅向けでは昨年同様に全戸改修(全体申請)が殺到し、4月1日には予算の上限に達したため、3月31日到着分で公募が終了してしまった。






 

藤森社長


◇増収減益を計上 連結子会社ジョウユウ除く〈LIXILグループ〉

LIXILグループ(東京都千代田区、藤森義明社長)は5月7日、同社連結子会社のジョウユウ社(ドイツ・フランクフルト証券取引所上場)を除く2015年3月期事業概況(予測値)を発表した。売上高は1兆6734億円、2014年同期比2・7%増(日本基準)、営業利益は517億円、同25・2%減の増収減益となった。IFRS基準の売上高は1兆7101億円、営業利益は534億円だった。営業外の為替差益は112億円、2014年同期より64億円増加、特別利益は42億円だった。同社は5月1日付で、同7日に予定していた2015年3月期決算発表を延期すると発表した。






 

「ウォーターガードeシート」


◇防水2商品を追加 ドアとシート 建物内への浸水防ぐ〈三和シヤッター工業〉

三和シヤッター工業(東京都板橋区、長野敏文社長)は、集中豪雨などによる災害時に建物内部への浸水を防ぐ防水商品を発売する。防水ドア「ウォーターガードSタイトドア」は片開きタイプを6月1日、両開きタイプは8月1日から。シートタイプの「ウォーターガードeシート」は6月1日に発売する。「ウォーターガードSタイトドア」は、「ウォーターガードWタイトドア」の簡易型として低価格を実現。一般的なスチールドアと同じ操作で防水性能を発揮する。防火性能も備えており、ビル、マンション、商業施設、工場、病院などの1階出入り口部分に、一般的なスチールドアの代わりに設置することができる。






 

奥から粗削り、磨き、つや出しをする幅広面取り加工機自動で円周の面取りが可能


◇1_厚から対応 小物の幅広面取り・磨き〈クヌギザ〉

クヌギザ(大阪市生野区、椚座寛之社長)はこのほど、薄板・小物用ガラスの幅広面取り、磨きを自動化した加工機を導入した。これまで、2_厚以下のガラスの面取りは手加工がほとんどだったが、同社が導入したオリジナル加工機は、厚さ1_以上で直径60〜300_の丸形や楕円(だえん)形の円周の面取り、つや出しができる。ガラス加工はほとんどが機械化されているが、厚さ3_以上、円周は直径300_以上のものがほとんど。同社は化粧用など薄板・小物鏡を主に扱っており「小物ガラスの面取りはほとんど手加工」(椚座社長)だという。手加工では面取りにむらが出たり、磨き切れないことがあった。手加工では面取りにむらが出たり、磨き切れないことがあった。





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