2015 4/12・19
 

◇統合新販社スタート 「セントラル硝子販売」〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は4月1日、国内の建築用ガラス販売会社7社を統合した新会社「セントラル硝子販売株式会社」を設立した。統合会社は、セントラル硝子北海道、セントラル硝子東北、セントラル硝子東京、セントラル硝子中部、セントラル硝子関西、セントラル硝子九州、加儀商店。セントラル硝子東京を存続会社として、社名を変更した。社長は同社の設樂正義執行役員硝子販売部長が兼務する。本社は千葉県浦安市港80に置く。事業所はこれまでの国内の全事業所を引き継いだ。資本金は2億円で、同社が100%出資する。事業内容は板ガラスとガラス製品の加工・組み立て・販売、アルミサッシとアルミ製品の加工販売など。年商は約270億円。






 

◇集合住宅即日締め切る 受け付け方法に疑問の声〈一般社団法人環境共創イニシアチブ〉

既築住宅の省エネ改修に最大3分の1の補助をする2014年度の「既築住宅・建築物における高性能建材導入促進事業(補正予算に係るもの)」の1次公募が3月31日に始まったが、集合住宅については予算に達したため、同日に到着分で公募が終了となった。同事業を実施する一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)は申請書式を同日に公開しており、その日のうちに書類を作成して郵送してもほとんどが間に合わなかったことになる。SIIの受け付け方法に対して、公正ではないと疑問視する声が上がっている。同事業は高性能建材の市場拡大と、価格の低減によって既築住宅の省エネ改修を促進するための制度。






 


◇板ガラス出荷4ヵ月連続減少 合わせ建築用は2ヵ月連続増〈板硝子協会〉

板硝子協会(吉川恵治会長)は4月1日、2015年1月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は前年同月より6カ月連続で減少、出荷は同4カ月連続で減少した。複層ガラスは生産、出荷とも10カ月連続の減少だった。合わせガラスの生産は9カ月連続の減少、出荷は8カ月連続の減少。出荷のうち建築用は2カ月連続で増加した。強化ガラスは生産、出荷とも7カ月連続の減少となった。板ガラスの生産は226万6000換算箱、前年同月比8・2%減。出荷は183万換算箱、同13・8%減。複層ガラスの生産は121万9000平方b、同19・6%減。出荷は116万7000平方b、同20・4%減。






 

「LIXILリフォームショップ」店舗外観イメージ(左)と新しいユニホーム


◇LIXILリフォームショップ 国内最大級のFC始動〈LIXIL〉

LIXILは4月1日、国内最大級の425店のリフォームフランチャイズチェーン(FC)「LIXILリフォームショップ」の営業を開始した。リフォーム需要の急増を受けて、地域の施主の要望を第一線でくみ取る地場の中小事業者をつなぎ、充実したサポートサービスを提供する。地場の工務店、リフォーム事業者の地域に根差した提案力、個性を維持しながら、同社のFC組織のスケールメリットを生かす。LIXILグループの関連会社と連携。リフォーム瑕疵(かし)保険、リバースモーゲージ、クレジットカード決済、リフォームローン、無金利リフォームローン、不動産仲介、既存住宅検査といったサービスを展開する。






 

防火・防煙シャッターに取り付けた「マジックセーフ」のイメージ


◇無線式の危害防止装置 送信機に自己発電装置〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、茂木哲哉社長)は4月1日、無線式危害防止装置「マジックセーフ」を発売した。防火・防煙シャッターに設置が義務付けられている危害防止装置に、信号送信用コードがない無線式を採用。業界初のバッテリー交換が不要な自己発電装置内蔵の送信機を組み込んだ。シャッターを全閉しても信号送信用コードの露出がないので、いたずらなどによる断線の危険性がなく、コードレスにしたことで意匠性が向上した。無線式の危害防止装置の場合、シャッター降下時に人や物を感知すると、座板に設けた送信機が一時停止信号を送るため、送信機にバッテリーを搭載する必要があった。






 

「蛭谷和紙」を使った合わせガラス


◇地元和紙で合わせ 取り組みをテレビが紹介〈三芝硝材〉

三芝硝材(富山県高岡市、西英夫社長)は地元富山の和紙職人と共同で、和紙入り合わせガラスを開発。凹凸を付けた2枚の和紙を3枚のガラスに交互に挟むことで、従来の和紙入り合わせガラスにはない立体感を表現した。凹凸のある和紙を気泡を残さないように合わせガラスに加工する様子など、同社の取り組みや技術力が3月31日、テレビ東京系列の経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」で紹介された。番組では、北陸新幹線の窓ガラスに採用されている同社が加工した合わせ複層ガラス、世界で2番目に大きいオートクレーブなどの合わせガラス製造工程を紹介した。





ページの先頭に戻る 過去の記事へ