2015 3/15・22
 

吉川恵治社長(左)と社長就任が決まった森重樹上席執行役員


◇新社長に森重樹上席執行役員 吉川恵治社長は相談役へ〈日本板硝子〉

日本板硝子(吉川恵治社長)は3月6日開催の取締役会で、代表執行役の異動を決定。新しい代表執行役社長兼CEOに森重樹上席執行役員高機能ガラス事業部門長が4月1日付で就任する。吉川社長は代表執行役社長兼CEOを退任し、取締役執行役に就く。6月下旬に開催する定時株主総会で、森氏は取締役に選任される予定。吉川氏は取締役と執行役を退任し、相談役に就任する。同社は2014年5月に策定した中期経営計画を実行、推進しており、さらに加速させることを目指す。6日に開催した社長交代会見で、吉川社長は社長交代の経緯、森上席執行役員は社長就任への抱負を語った。






 

「サンヴァリエ・リシェルSI」施工例


◇新素材「セラミックトップ」 最上位システムキッチン〈LIXIL〉

LIXIL(藤森義明社長)は、同社最上位機種に位置付けるシステムキッチン「サンヴァリエ・リシェルSI」の受注を4月(セラミックトップは6月)から全国で開始する。主力システムキッチン「サンヴァリエ・リシェル」に、意匠性と機能性を兼ね備えた「セラミックトップ」、2種のセンシング方式の採用によって感知精度が向上した「ハンズフリー水栓」などの新アイテムを追加した。「サンヴァリエ・リシェルSI」は、焼き物ならではの素材感と意匠性が近年注目を集めるセラミックを採用した「セラミックトップ」を新しく追加した。量産化を実現した「セラミックトップ」は、うわぐすりの風合いを生かした焼き物ならではの繊細な表情を作り出し、今までにない上質で個性的なキッチンを演出する。






 

◇出荷2年ぶり減少 複層ガラス減は5年ぶり〈板硝子協会〉

板硝子協会(吉川恵治会長)は3月2日、2014年の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は3年ぶりに減少、出荷は2年ぶりの減少だった。複層ガラスは生産・出荷とも5年ぶりに減少。合わせガラスの生産は3年ぶりの減少、出荷は2年連続の減少だった。出荷のうち建築用は2013年の増加から再び減少となった。強化ガラスは生産・出荷とも2年ぶりに増加した。 板ガラスの生産は2518万9000換算箱、前年比2・2%減。出荷は2425万9000換算箱、同2・7%減だった。複層ガラスの生産は1646万4000平方b、同4・4%減。出荷は1584万2000平方b、同4・5%減だった。合わせガラスの生産は1527万4000平方b、同3・6%減。出荷は1486万3000平方b、同1・4%減だった。






 

吉田YKK会長・YKK AP会長


◇AP事業は減収減益 「APW」売上200億円目指す〈YKKグループ〉

YKKAP(東京都千代田区、堀秀充社長)などYKKグループは3月4日、東京都千代田区の秋葉原コンベンションホールで2014年度連結業績予想と2015年度経営方針を発表。14年度のAP事業の売上高は4025億円、13年度比0・2%減、営業利益は240億円、同18・4%減と予想。消費増税前の駆け込み需要の反動で新設住宅着工戸数が減少したこと、アルミ材料など資材価格の高騰が続き、減収・減益を見込む。15年度も引き続き商品ラインアップを拡充して樹脂窓化を推進し、「APW」は売り上げ200億円を予測する。15年度のAP事業は売上高4367億円、14年度比8・5%増、営業利益263億円、同9・6%増を見込む。






 

新しく導入した排水処理装置


◇排水作業を自動化 作業効率化と廃棄費削減〈山田硝子店〉

山田硝子店(大阪市平野区、安藤康隆社長)はこのほど、ガラス加工排水用凝集剤「アクアネイチャーGM」を使った排水処理装置を新しく導入した。これまでは沈殿槽にたまった排水とガラスくず(スラッジ)を手作業でろ過していたので、時間も手間もかかっていた。排水処理装置を導入したことでこれらの作業を自動化。排水処理の作業効率が向上し、廃棄に要する経費は大幅に削減できる。排水処理装置はTGM(東京都港区、03・5733・6261)から導入。沈殿槽にたまった排水をくみ上げ、一定量くみ上げると「アクアネイチャーGM」を少量投入してモーターで攪拌(かくはん)。短時間で沈殿物と透明な排水に分離し、沈殿物を土のう袋でろ過する。ろ過装置は3台あり、1台がいっぱいになると他の装置に移る。





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