2015 3/8
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◇新組成ガラス「glanova」に カバーガラス用、今春発売〈日本板硝子〉
日本板硝子(吉川恵治社長)は2月24日、カバーガラス向け化学強化用新組成ガラスのブランドを「glanova(グラノヴァ)」に決定したと発表した。「glass(ガラス)」と「nova(新星)」を組み合わせた造語。2014年5月23日にスマートフォン、タブレット、パソコンなどのカバーガラス向け化学強化用新組成ガラスの開発を発表していた。薄板用フロート製法の強みを生かし、低コストでありながら、従来のソーダライムガラスより強化性能が高く、クリア。2014年2月に定期修繕を終えた舞鶴事業所(京都府舞鶴市)の薄板用専用フロートラインでの同製品のテスト生産は順調に進んでおり、今年春の量産出荷開始を予定する。
あいさつする永島光男全硝連会長(左)と遠藤浩吉全国工事会長
◇第1期講習 実施 日本最初の基幹技能者へ〈全国板硝子工事協同組合連合会、全国板硝子商工協同組合連合会〉
全国板硝子工事協同組合連合会(全国工事、遠藤浩吉会長)と全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、永島光男会長)は2月28日、3月1日の2日間、東京都中央区の浜町TSKビルで「登録硝子工事基幹技能者講習制度」の第1期講習と修了試験を実施した。遠藤全国工事会長は「5年ほどを費やしてこの日を迎えることができた。最近の技能労働者には技術・技能が優秀なだけでなく、現場を管理するマネジメント能力が求められている。日本で最初の登録基幹技能者になっていただきたい」と激励。永島全硝連会長は「ぜひ合格して仕事に活用してもらいたい」と述べた。合格発表は3月27日。
◇住宅用商品 値上げ 4月20日から5〜10%〈YKK AP〉
YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は2月24日、一部の住宅用商品の価格を改定すると発表した。4月20日受注分から実施する。アップ率は5〜10%。現在の諸資材、運賃などの上昇と円安の定着が、生産コストに大きな影響を及ぼしており、生産性の向上、企業努力によるコスト低減に努めているものの、自社の努力では吸収が困難なため価格改定を決めた。部材標準販売価格(カタログ掲載価格)のアップ率は、ウオールエクステリアが5〜8%、ガーデンエクステリアが5〜6%、アルミサイディングが8%、アルミサッシ(単板ガラス仕様)が10%。「APW」、防火設備(窓、ドア)、防音サッシ、エクステリアを除く、住宅用商品全般のサイズオーダー価格は8%アップする。
「換気機能付き玄関ドア」の内観
◇施錠したままで通風 換気機能付き玄関扉 集合住宅用全意匠に〈YKK AP〉
YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は2月19日、東京都文京区のプレゼンテーションスペース「AZ5」で2月27日発売の「換気機能付き玄関ドア」を発表。玄関ドアに換気機能を組み込むことで、ドアを施錠したまま通風できる集合住宅用。集合住宅用玄関ドアの全デザイン(約50種)に対応し、通常価格に5万円を追加すると換気機能を付与できる。新築だけでなくリフォームにも対応。同商品には既にゼネコン、デベロッパーやマンション管理会社から引き合いがあるという。「ウインドキャッチ連窓」など通風関連商品の2013年度の売り上げは2011年度比で約3割増と好調。