2015 2/15

◇国内販売7社統合 4月1日、新会社を設立〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は2月5日、国内の建築用ガラス販売会社7社を統合すると発表した。セントラル硝子北海道(小西求史社長)、セントラル硝子東北(井上昌久社長)、セントラル硝子東京(和田康社長)、セントラル硝子中部(小林修一社長)、セントラル硝子関西(玉田保浩社長)、セントラル硝子九州(川北泰三社長)、加儀商店(玉田保浩社長)を4月1日に統合し、「セントラル硝子販売株式会社」を設立する。国内の建築市場は2020年に開催される東京オリンピックに関連する施設の整備など、中期的に需要の増大が見込まれる。一方、建築用ガラスについては国内の市場ニーズが急速に変化し、同社は増大する需要を獲得するには迅速な経営判断によるサービス力の向上が不可欠と判断。これを満足させるため、国内販売会社7社を統合し、新しく一元化した販売体制を構築することにした。






 

島村琢哉社長


◇新経営方針「AGCプラス」 17年に営業利益1000億円〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子は2015年1月の新年度から社長に島村琢哉氏が就任し、このほど新しい経営方針「AGCplus」を策定。2017年までの経営財務目標を売上高1兆6000億円、営業利益1000億円以上、ROE(株主資本利益率)5%以上、D/E(負債資本倍率)0・5以下に設定した。「売り上げの拡大」と「資産効率の向上」を共に実現し、「企業価値をプラス」にする方針。設備投資は成長分野に集中し、ガラス事業35%、電子事業35%、化学品事業30%とする意向だ。営業利益は3事業がバランスの取れた形にし、電子事業に頼らない収益基盤を目指す。






 

◇出荷2ヵ月連続減 複層・合わせ・強化も伸びず〈板硝子協会〉

板硝子協会(吉川恵治会長)は2月2日、2014年11月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は4カ月連続で減少、出荷は2カ月連続の減少だった。複層ガラスは生産・出荷とも8カ月連続で減少となった。合わせガラスは生産が7カ月連続、出荷が6カ月で減少した。出荷のうち建築用は10月に増加に転じたものの、再び減少となった。強化ガラスは生産・出荷とも5カ月連続で減少した。板ガラスの生産は208万6000換算箱、前年同月比10・4%減。出荷は199万4000換算箱、同15・5%減。複層ガラスの生産は136万2000平方b、同16・3%減。






 

シックなデザインの「NW―N801」


◇意匠性高く動作安定 NET対応タッチスイッチ〈ナブテスコ〉

ナブテスコ(東京都千代田区、小谷和朗社長)は2月4日、NETシステム対応ワイヤレスタッチスイッチ「NW―N801」を発売した。シックなデザインが、エントランスに高級感を演出する。動作が安定しており、本体に抗菌コートを施すなど衛生面にも配慮した。人通りが多い所に設置した自動ドアの無駄な開閉を減らす効果があり、室内空調環境を改善する。洗練されたシックなデザインを採用。美観を重視するエントランスに合う。特定小電力対応によって電波強度が向上。送信はペアリング方式を採用したことで混信を防ぎ、安定した動作を実現する。






 

施工イメージ


◇意匠・安全性が向上 フィルム貼り照明壁仕様〈日昌グラシス〉

日昌グラシス(東京都中央区、伊地山直紀社長)はこのほど、溝型ガラス「プロフィリット」に乳白色系の装飾フィルムを貼付した「プロフィリット+フィルム(乳白色系)照明壁仕様」の販売を開始した。デザイン性と高機能性が特長の「プロフィリット」に、飛散防止効果を持つ乳白色系の装飾フィルムを貼るニーズが高まってきたことから、同仕様を標準化した。意匠性向上、安全性向上の二つの効果をキーワードに一層の拡販を目指す。同仕様は「プロフィリット・ウェーブ」には適用できない。光源(ランプ)の存在感が軽減する(目立たなくなる)ことで、自然な光壁を演出する。意匠シーリング(クリア色)を使うことで、角部のフィルムを貼れない部分にもフィルムが存在しているように見える。光壁自体の連続性を損なわず、意匠性が向上する。





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