2015 1/25

◇省エネ住宅ポイント創設 予算905億円 設備追加で早い者勝ち〈国土交通省〉

国土交通省は昨年12月27日に「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」が閣議決定されたのを受け、省エネ住宅ポイント制度(省エネポイント)を創設する。1月19日の東京会場を皮切りに、全国51カ所で説明会を開催。予算は2014年度の補正予算805億円、2015年度予算100億円の計905億円となる。正式には2014年度の補正予算成立後に制度として創設されるので、3月上旬から本格的に動きだすとみられる。前回の復興支援・住宅エコポイント制度の内容が踏襲されるようだが、新しく住宅設備のエコ改修が追加される。前回より予算が少ないことから、早い者勝ちとなることが予想される。今から見込み客に省エネポイント制度の案内を出すなど、早期対応が求められる。






 

LIXILの「ココエコ」


◇LIXILとYKK AP 省エネ大賞を受賞

一般財団法人省エネルギーセンターが主催し経済産業省が後援する「2014年度省エネ大賞」で、LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)とYKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)がそれぞれ受賞した。LIXILは製品・ビジネスモデル部門で断熱リフォーム工法「ココエコ」が省エネルギーセンター会長賞を受賞。YKK APは同部門で高性能トリプルガラス樹脂窓「APW430」が省エネルギーセンター会長賞、省エネ事例部門で全ラインでの省エネ活動を展開した黒部越湖製造所が資源エネルギー庁長官賞(産業分野)を受賞した。「省エネ大賞」は、省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進などに寄与することを目的に、国内の優れた省エネ活動事例や技術開発による先進型省エネ製品などを表彰している。






 

「鉢内除菌」の機能イメージ


◇「鉢内除菌」を拡充 住宅用トイレ 隅々まで除菌・消臭〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は、「プラズマクラスターイオン」で便器鉢内の隅々まで除菌し臭いも抑える「鉢内除菌」機能を、主な住宅用トイレやシャワートイレシートタイプに搭載し、2月1日に発売する。鉢内除菌機能にトイレ業界で唯一、シャープの「プラズマクラスター機構」を採用した。「お掃除リフトアップ」「キレイ便座」など、汚れにくく掃除しやすい機能は搭載していたが、細かい部分の汚れや臭いを気にする人が多いため、同機能搭載を決めた。便鉢の表面だけでなくシャワートイレのノズル周り、便器のふたの裏、便座の裏など便器鉢内の隅々まで「プラズマクラスターイオン」が行き渡り除菌する。






 

◇フラットで高意匠 住宅ガレージシャッター〈三和シヤッター工業〉

三和シヤッター工業(東京都板橋区、長野敏文社長)は2月2日、電動式住宅用ガレージシャッター「エレガノSTワイド(スチールスラット・ワイドタイプ)」を発売する。フラットな形状のスラットで意匠性が高く、開閉速度は毎分約6b。同社軽量電動シャッターワイドタイプの約2倍の速度を実現した。防犯性、安全性も高い。フラットなスラットはシンプルで高級感がある。木目調はビンテージウォールナット、トートチェリーの2色、防火設備に対応したメタリック調はクールシルバー、メタリックステンカラー、ガンメタリックの3色から選べる。オプションのLED照明は夜間の出入庫の安全性を確保するだけでなく、シャッター回りをドラマチックに演出する。






 

「ジーニアス61ST」


◇240×132インチに対応 NC異形切断機を導入〈名神硝子加工〉

名神硝子加工(大阪府豊中市、岡野勇社長、06・6334・7051)はこのほど、イタリア・インターマック社製のNC異形切断機「ジーニアス61ST」を導入した。最大切断サイズは240×132インチ(6096×3353_)。同社は約6000×3000_サイズの高透過ガラス、フロートガラスの在庫の種類を増やしており、大板の切断・加工のニーズに短納期で対応する。今春には新本社工場が完成する予定で、あらゆる加工に対応できる体制を強化する。「ジーニアス61ST」は切断精度がプラスマイナス0・15_。厚板ガラスを細長く波線状に切断し、クリアカットすることができる。





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