2014 12/7
 

◇3ルート戦略を統括 総合力発揮する組織に〈LIXIL〉

LIXILは今年9月、一部の住宅用建材・設備機器のメーカー希望小売価格を11月1日から順次改定すると発表し、取引先との交渉、実施に入った。同時に流通との協働化推進を強化する目的で10月1日、LIXILジャパンカンパニーのサッシルート統括部、住設ルート統括部、エクステリアルート統括部を統合し、「パートナーグロース統括部」を新設。新しくパートナーグロース統括部長兼サッシ管掌統括部長に就任した坂口治司常務執行役員に値上げへの対応と近況、3ルートを束ねた新設のパートナーグロース統括部の役割などについて聞いた。






 

◇値上げ動静で情報交換 ルートの強み生かす〈全国板硝子商工協同組合連合会〉

全国板硝子商工協同組合連合会(永島光男会長)は11月28日、鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテルで野間たけし前衆議院議員、南正助相談役、懇親会から杉浦公成板硝子協会調査役を来賓に迎え第30回全国理事長会議を開催した。「ガラス・サッシメーカーの値上げに係る業界動向」を踏まえた活動姿勢について意見交換し、「われわれの技術とキャリアが生かせる秩序あるガラス業界を取り戻さないとガラス屋の存在がなくなる」などの意見があった。他に技能検定用DVDの取り扱いを協議、登録硝子工事基幹技能者制度の進展状況も報告。サンエス(横浜市港北区、澤幡里久社長)が提案する「ガラスマン」のキャラクターを使ったガラス店の営業支援、知名度アップ作戦についての説明もあった。






 

◇出荷2ヵ月連続の増加 複層ガラス6ヵ月連続減〈板硝子協会〉

板硝子協会(吉川恵治会長)は12月1日、2014年9月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は2カ月連続で前年同月より減少、出荷は2カ月連続の増加だった。複層ガラスは生産・出荷とも6カ月連続の減少。合わせガラスの生産は5カ月連続で減少、出荷は4カ月連続で減少。出荷のうち建築用は6カ月連続の減少だった。強化ガラスは生産・出荷とも3カ月連続の減少となった。板ガラスの生産は209万8000換算箱、前年同月比13・3%減。出荷は209万6000換算箱、同3・0%増。複層ガラスの生産は142万3000平方b、同3・3%減。出荷は136万2000平方b、同3・3%減。






 

「電気錠付ルシアス門扉」


◇門扉にも電気錠 玄関ドアと門扉の鍵1つに〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は12月1日、門扉「ルシアス門扉」に「ピタットKeyシステム」を搭載した「電気錠付ルシアス門扉」を発売した。「ピタットKeyシステム」は、財布などに入れたままでも使えるカードキー、小物に貼るシールキーの他、「おサイフケータイ」「楽天Edyカード」も鍵として使用でき、玄関ドア「スマートドア」に採用している。「スマートドア」とのコーディネート性が高い「ルシアス門扉」にも採用したことで、一つの鍵で玄関ドアと門扉を施解錠できるようになった。カードキー3枚、シールキー2枚を標準装備。施解錠に合わせてLEDが点灯し、確認音が鳴り、施解錠を確実に知らせる。






 

◇純利益46.7%増加 上期は4期連続増収増益〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、茂木哲哉社長)は11月27日、本社で2014年4〜9月期決算を説明した。連結の売上高は571億3400万円、2013年同期比1・0%増。営業利益は32億300万円、同21・8%増、経常利益は36億6600万円、同30・9%増、純利益は23億2200万円、同46・7%増。4期連続の増収増益だった。2014年度は基本方針に「企業革新の実現」を掲げ、同社グループ全部門で利益率の向上に取り組むと同時に企業コストの削減活動を継続して推し進めた。シャッター関連製品事業の売上高は219億5300万円、同1・5%減、営業利益は30億6200万円、同19・7%増。プレハブ住宅向け窓シャッターが個別防火認定の取得によって好調だったが、店舗向け軽量シャッターなどが消費税増税後は低調に推移したため売り上げは減少したが、提案営業に取り組んだ結果、増益となった。






 

正面右が三代会長


◇国内用生産前年度並み 14年度見込み 首都圏など再開発旺盛〈全国自動ドア協会〉

全国自動ドア協会(JADA、三代洋右会長)は11月28日、東京都港区の芝弥生会館で、2014年度上半期の自動ドア生産台数と通期の見通し、JADAが取り組んでいる安全対策などを発表した。2014年度の上半期は、総生産台数が6万5000台で、うち国内向けは5万8000台、海外向けは7000台。通期は、総生産台数、海外向けはいずれも前年度より増加を見込む。国内向けは4月以降に需要が落ち込んだが、下半期に向けて首都圏再開発事業などで需要が旺盛なことから、前年度と同等になると見込む。






 

「プロセーフTOAT―3V」


◇疑似タッチセンサー タッチスイッチとセンサー集約〈オプテックス〉

オプテックス(大津市、小林徹社長)は11月18日、疑似タッチセンサー「プロセーフTOAT―3V」の発売を発表した。自動ドアを開けるタッチスイッチと、通行者の連続通過に対する危険への配慮と安全性向上のための無目付け併用センサーの機能を1台に集約した。従来のタッチスイッチで面倒だった定期的な電池交換が不要で、非接触なので衛生面が重視される現場にも適する。補助エリアが広くなり、これまで以上にスムーズに通行できる。ドアウエーが通行者を安全にサポートする。タッチエリアを細かく調整でき、あらゆる現場に対応する。片引きドアでも戸先側に微調整できるので、プレートの位置に合わせた設定ができる。タッチプレートは耐久性があり、さまざまなデザインから選べる。





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