2014 10/26
 

エネ・シードひびき太陽光発電所


◇太陽光発電所 北九州で運用開始 化学強化ガラス「Leoflex」用途拡大へ〈エネ・シードひびき〉

西部ガスグループのエネ・シード(山本敏雄社長)とAGC旭硝子(石村和彦社長)の共同出資会社「エネ・シードひびき」(出資比率=西部ガス51%、AGC旭硝子49%)は10月14日、北九州市若松区に建設した「エネ・シードひびき太陽光発電所」の全面運用を開始した。発電規模は2万500`hで、西部ガスグループが進める太陽光発電所では最大規模。ここで使用された発電パネルの表裏にAGC旭硝子の1・1_厚化学強化ガラス「Leoflex」と、AGCマテックスのガラス繊維強化プラスチック(FRP)製架台が大量に使用されており、今後の需要拡大が期待される。エネ・シードひびき太陽光発電所は2013年4月から北九州市若松区のAGC旭硝子所有地(敷地面積25万6000平方b)に建設を進めていた。発電規模は2万500`h。年間発電量は2100万`h時で、一般家庭約5800戸の年間電力使用量に相当する。






 

◇賃貸用に費用を助成 窓の断熱性向上にも〈国土交通省〉

国土交通省は、一戸建て住宅の空き家を子育てしやすいように改修し、育児世帯へ貸し出す取り組みを地方自治体に促し支援する。来年度の国土交通省住宅局の関係予算概算要求に盛り込む。省エネ性の観点から開口部の断熱性向上の費用助成も検討している。総務省の統計によると、日本の総住宅数は6063万戸あり、うち空き家は820万戸。空き家率は13・5%に達し、過去最高。これまで総住宅数、空き家数とも年々増加しており、空き家対策は地域コミュニティーでも最近大きな問題になっている。長期優良住宅化リフォーム推進事業の優先課題推進枠として、国費72億7900万円を要求。子育て世帯の居住ミスマッチを解消するため、戸建て空き家を子育て仕様に改修し、「地域優良賃貸住宅」として供給する取り組みを行う。






 

◇複層ガラスU値は2.19 トップランナー基準案固まる〈経済産業省〉

経済産業省は建材トップランナー制度のサッシとガラスの基準案を固めた。目標年度はサッシ、ガラスとも2022年度。サッシは「引き違い」「Fix」「上げ下げ」「縦滑り出し」「横滑り出し」の開閉形式区分ごとに目標基準値を設定。「引き違い」の場合で2012年度の加重平均値に対し、15・49%の性能改善率を見込む。ガラスについては複層ガラスを対象とし、熱貫流率(U値)は2・19h毎平方b毎ケルビンを目標基準値に設定。2012年度の加重平均値2・36h毎平方b毎ケルビンに対し、性能改善率は7・33%を見込む。ビル用サッシについては設計による改善効果が大きく、メーカー側の対応による熱損失防止性能の改善余地が小さいため、戸建て住宅用のサッシを対象とする。






 

松村はるみ執行役専務


◇住宅・サービス事業戦略 住生活を総合サポート〈LIXILグループ〉

LIXILグループ(東京都千代田区、藤森義明社長)は10月2日、東京都千代田区の東海大学校友会館で、同社の住宅・サービス事業について、松村はるみ執行役専務住宅・サービス事業担当兼広報担当兼CSR担当兼環境戦略担当が、住生活を総合的にサポートする同社の戦略を説明した。LIXILグループは国内に、@建材・設備メーカー(LIXIL、川島織物セルコン、旭トステム外装など)A流通・小売り(LIXILビバ=ビバホーム=など)B住宅・サービス(LIXIL住宅研究所=アイフルホーム、ファイアスホーム、GLホーム=、日本住宅保証検査機構=JIO=、ジャパンホームシールド、LIXILシニアライフカンパニー、LIXILリアルティなど)の三つの事業体系を持つ。






 

「Super70P高水密型」


◇高い水密性・耐風圧性 ビル用基幹サッシに追加〈不二サッシ〉

不二サッシ(川崎市幸区、土屋英久社長)は11月1日、ビル用基幹サッシ「Super70P」に、中央値1500の高水密性能と4500までの耐風圧性能を備えた「Super70P高水密型」を追加し発売する。高層化したマンションに求められる開口部の性能を実現した。「Super70P」はガラス溝幅が36_で、空気層12_の複層ガラスに対応可能な70_枠サッシ。最大高さ2400_まで製作でき、ハイサッシに対応する。引き違い窓や片引き窓には、開口幅を制限でき、換気性能と防犯性能を同時に実現できる開口制限付きサブロック、初動開放引き力を低減するイーズハンドルなどをオプション設定。縦滑り出し窓には開口幅を100_程度に制限できる開口制限ストッパーもオプション設定した。






 

6000×3210_の「ディアマンテ」


◇フロート大板 在庫 240×120インチ、高透過大板も〈名神硝子加工〉

名神硝子加工(大阪府豊中市、岡野勇社長、06・6334・7051)は240×120インチ(6096×3048_)サイズのフロートガラスの在庫を始めた。フランス・サンゴバン社の高透過ガラス「ディアマンテ」も最大6000×3210_サイズを在庫しており、ショーケースの天板や短辺が100(2540_)を超える物件など、大板のニーズに短納期で対応する。「ディアマンテ」の大板を常時在庫していることから、フロートガラスの大板への問い合わせがこれまでにもあり、需要があると判断。厚みは8_、10_、12_、15_、19_を在庫する。「ディアマンテ」は厚み3_、4_、5_、6_、8_、10_、12_、15_、19_を在庫。鏡、高透過鏡、フロストも在庫している。





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