2014 3/16・23
 

◇板ガラス出荷2.5%増 13年 複層増加は4年連続〈板硝子協会〉

板硝子協会(吉川恵治会長)は3月1日、2013年の板ガラス生産・出荷動向を発表。生産は前年比8・0%増と2年連続で増加、出荷は同2・5%増と2年ぶりに増加した。複層ガラスは生産・出荷とも4年連続の増加だった。合わせガラスの生産は2年連続の増加、出荷は2年ぶりに減少。出荷のうち建築用は2年ぶりに増加した。強化ガラスは生産・出荷とも2年ぶりの減少となった。






 

◇17ヶ月連続増加 住宅着工 マンション増4ヶ月ぶり〈国土交通省〉

国土交通省が発表した、2014年1月の新設住宅着工戸数は前年同月比12・3%増加して7万7843戸。17カ月連続での増加となった。季節調整済み年率換算値は98万7000戸で、前月より6・4%減少した。1月は持ち家、貸家、分譲住宅とも前年同月比で増加となり、分譲マンションも4カ月ぶりに増加した。同省は、リーマン・ショックを受けた2009年度の大幅な下落以降、緩やかな持ち直しの傾向が続いてきたが、消費マインドの改善などもあり住宅着工は堅調に推移しているとみる。






 

◇ガラス樹脂の積層体 傷・衝撃・変色に強く軽い〈電気硝子建材〉

電気硝子建材は3月3日、ガラスと樹脂のハイブリッド材「Lamion」を発売した。透明で、傷、衝撃、変色に強く、軽い。遮音性もある。超薄板ガラス「G―Leaf」で樹脂を挟んで貼り合わせた、ガラス・樹脂の積層体。樹脂はアクリルまたはポリカーボネート。5_厚のポリカーボネートの両面を0・2_厚の「G―Leaf」で貼り合わせた。ソーダ板ガラス5_厚の半分の重さで、ポリカーボネート5_厚の重さとほとんど同じ。耐衝撃性・耐貫通性に優れ、130cの鋼球を落としても飛散・貫通しない。曲げにも強い。






 

吉田忠裕YKK・YKKAP会長


◇大都市圏に樹脂窓 リフォーム事業部を新設〈YKKグループ〉

YKKAP(東京都千代田区、堀秀充社長)などYKKグループは3月4日、東京都千代田区の大手町ファーストスクエアで2013年度連結業績予想と2014年度経営方針を発表。13年度のAP事業の売上高は3990億円、12年度比15・6%増、営業利益は271億円、同45・7%増と予想。窓事業は129億円、同80%増を見込む。消費増税前の駆け込み需要で新設住宅着工戸数が増加したこと、構造改革で製造コストなどの削減効果で増収・増益を見込む。14年度は防火性能を持つ樹脂窓を発売し、大都市圏での樹脂窓の普及を加速させる。






 

広い有効開口幅を確保した


◇広い有効開口確保 耐熱ガラス窓付特定防火〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、茂木哲哉社長)は3月3日、自動閉鎖装置付き引き戸「カームスライダー」シリーズに、60分の耐火試験をクリアした国土交通大臣認定を取得した耐熱板ガラス製窓付き「特定防火設備(三方枠タイプ)」を追加した。「カームスライダー」は、扉を軽い力で静かに開けることができ、手を離すと緩やかに自動で閉鎖するバリアフリー対応の引き戸。病院や高齢者福祉施設などで広く使われている。有効開口幅が750〜1340_。






 

断熱(保温)の効果


◇熱貫流率3.6に向上 低反射、透明性高める〈日東電工〉

日東電工(大阪市北区、柳楽幸雄社長、03・5740・2051=東京支店)はこのほど、遮熱性と断熱性を兼ね備えた窓用フィルム「ペンジェレックス」の新製品「PX―7060S」「PX―8080S」を発売した。「PX―7060S」は熱貫流率が従来品の3・8h毎平方b毎ケルビンから3・6h毎平方b毎ケルビンに向上。反射性を抑え、透明性や耐擦傷性を高めるなど、両アイテムとも性能が大幅に向上した。ラインアップを拡充し、断熱フィルム市場のさらなる需要拡大を目指す。





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