2013 9/8
 

左から藤森義明社長兼CEO、ASB社のジェイ・ゴールド社長兼CEO、井植敏雅取締役副社長執行役員グローバルカンパニー社長CEO


◇アメリカンスタンダード取得 LIXIL海外売上3500億円へ〈LIXIL〉

LIXIL(藤森義明社長)は8月20日、米アメリカンスタンダード社(ASB、ニュージャージー州、ジェイ・ゴールド社長兼CEO)の全株式を5億4200万j(約531億円)で米国の投資会社、サン・プランビング・V・ファイナンス社から取得、100%子会社にした。北米市場で衛生陶器、浴槽などの水回り事業をリードするASB社を完全子会社にすることで、北米市場へ本格進出し、両社の生産技術・製品面でのシナジーを追求する。






 

ハンガリーの商業施設にも採用されている

◇10月から販売 国内生産を開始 欧州1位のカラーガラス〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(石村和彦社長)は8月26日、欧州でシェア1位のカラーガラスブランド「ラコベル」の生産を鹿島工場(茨城県神栖市)で開始し、日本へ本格導入すると発表した。欧州ならではの色彩センスと発色によって、これまで日本では実現できなかった色や質感、素材感を具現化。クリエーターのニーズに応える16色をラインアップし、10月から販売を開始する。これまでは欧州から輸入して供給していた。






 

◇出荷は5.1%減少 複層ガラス出荷4.9%増〈板硝子協会〉

板硝子協会(吉川恵治会長)は9月1日、2013年1〜6月期の板ガラス生産・出荷動向を発表。前年同期より生産は7・8%増加、出荷は5・1%減少した。複層ガラスは生産が同4・3%増加、出荷は同4・9%増加だった。合わせガラスは生産が同6・7%減少、出荷は同8・9%減少。出荷のうち建築用は同8・9%増加した。強化ガラスは生産が同10・5%減少、出荷は同11・3%減少となった。






 

水密性能を高める等気圧理論構造


◇水密1500パスカル、断熱H─2 業界初の両立実現 高層や台風多発地に〈三協アルミ〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(蒲原彰三社長)は8月1日、ビル用サッシの主力シリーズ「MTG―70」に、高層マンション・台風多発地域向け「高性能サッシ」を追加した。業界初の水密性能1500と断熱性H―2等級を兼ね備え、耐風圧性能は4500まで対応する。近年多発している想定外の豪雨や雨台風に対応するにはこれまで以上の高い水密性能が求められており、高層階では高い省エネ効果や快適な居住環境へのニーズが高まっている。








 

「STウォータープロテクト」セット時通常時


◇建具と止水シート一体 設置は短時間・簡単に〈三和タテジマ〉

三和ホールディングス(東京都新宿区、山俊隆社長)の連結子会社で、ステンレス製品を製造・販売する三和タジマ(東京都豊島区、来栖幹夫社長)は9月2日、ステンレス建具一体型止水シート「STウォータープロテクト」(特許出願中)を発売した。集中豪雨や台風時のエントランスへの止水対策用。短時間で簡単にセットできる建具一体型の止水シートは業界初。








 

乗り込む人をエレベーターの中から確認できる


◇新築は「はめ込み」 エレベーター事故防ぐ鏡〈コミー〉

コミー(埼玉県川口市、小宮山栄社長)は、6月1日にオープンした地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都板橋区)の新施設内エレベーターに「気くばりミラー」のエレベーター用「FFミラーEVE」が採用された。エレベーターの乗り残しや挟み込み事故を防止する。新開発の新築物件向け「はめ込み工法」(特許申請中)で施工した。出っ張りが全くなく、壁と一体化するので服などが引っ掛かる危険がなく見た目がすっきりする。





ページの先頭に戻る 過去の記事へ