2013 6/23・30
 

◇リフォームで主役に ガラス業界のパイ拡大を〈第15回板ガラスフォーラム〉

 板ガラス業界8団体共催の第15回板ガラスフォーラムが6月14日、東京都港区の品川プリンスホテルで開催された。経済産業省、国土交通省の住宅・建築政策に携わるキーパーソンを招いて講演会を開催。高齢化など住宅産業が抱える課題や国の政策の方向性への理解を深め、事業発展の手掛かりを得ようと約350人が参加した。主催者を代表してあいさつした松本巖全国板硝子卸商業組合連合会会長は「リフォーム市場は膨大な数の既築建物があり、われわれが主役になれる可能性は大いにある。






 

日本板硝子 吉川恵治社長


◇初年度前倒しで改革 来年度は最終黒字へ〈日本板硝子〉

AGC旭硝子(石村和彦社長)日本板硝子は2012年4月に吉川恵治氏が代表執行役社長兼CEOに就任後、収益性改善と事業効率向上に向けた諸施策の実施を加速させている。当初3年を予定したリストラクチャリングを2年間でやり遂げる目標を掲げ前倒しで実施。来年度2015年3月期の最終当期損益黒字化へ向けて、リージョン(地域)制を重視した改革を進める。6月7日開催の全国ひのまる会総会で、吉川社長が進捗(しんちょく)状況を説明した。






 

◇高断熱複層5割増強 国内生産能力需要拡大に対応〈日本板硝子ビルディングプロダクツ〉

日本板硝子が100%出資する日本板硝子ビルディングプロダクツ(鈴木隆社長)は、高断熱アルゴンガス入り複層ガラスの生産能力を約5割増強する。生産設備増設工事を6月末に完了し、稼働する。今後も需要の拡大に合わせて順次生産能力を増強する。高断熱アルゴンガス入り複層ガラスは、採光性を損なうことなく、2枚のガラスの間(中空層)に普通の空気に比べ熱伝導率が低い不活性ガスであるアルゴンガスを封入することで、高い断熱性能を持つ。






 

◇技能士活用を前進 技能検定架台の変更も〈全硝連〉

全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、永島光男会長)は6月14日、東京都港区のTKPガーデンシティ品川で第56回通常総会を開催。会員は2013年度期首で38地区、組合員1723社。前年度から90社の減少となった。本年度は技能検定の架台を変更。登録基幹技能者制度の立ち上げに全国板硝子工事協同組合連合会と共同で取り組む。登録基幹技能者の前提となるガラス施工技能士の資格活用を基盤に一般消費者が求める適切な商品の販売・施工・アフターサービスに努めることの重要性を確認した。






 

「ピタットKey」(中央)と「ポケットKey」(右)


◇防犯性と意匠性向上 集合住宅にスマートキー〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は6月28日、電気錠機能を全て玄関ドアハンドルに内蔵したスマートコントロールキーを標準搭載した集合住宅用スマートドア「RSDX」「EXIMA80St」を発売する。電気錠ユニットや鍵穴が見えす、玄関ドアのデザイン性や防犯性が向上した。  ハンドルにICチップ内蔵のカードやシールを近づけるだけで二つの錠を施解錠できる「ピタットKey」と、ポケットやかばんに入れておけばハンドルのボタンを押すだけで二つの錠を施解錠できる「ポケットKey」の2種がある。





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