2012 11/4
 

インナー・ガラススキンシステム「Tropos」(外観)


◇インナー・ガラススキン開発 ビル開口部を内窓化〈日本板硝子環境アメニティ〉

日本板硝子環境アメニティ (東京都港区高輪3ノ5ノ23、 袴田正人社長) は、 建物大開口部の内側にサッシを使わないガラスパネルを設置することで、 年間を通じて冷暖房負荷を大幅に軽減できるインナー・ガラススキンシステム (IGSS) 「Tropos (トロポス)」 を開発、 このほど販売を開始した。 サッシレスのためデザイン性が高く、 サッシを使うダブルスキンに比べ製作コストを抑えられる。 特に既存の大開口ファサード建物でダブルスキン効果による空調負荷の大幅な低減が期待され、 電力消費量を最大約7割削減できるという。






 

シースルー太陽電池モジュールを室外側から見た場合


◇窓ガラスを太陽電池に シースルーで発電と採光〈シャープ〉

シャープ (大阪市阿倍野区) は10月26日、 東京都港区の東京支社で、 発電と採光の両機能を備えたシースルー太陽電池モジュール 「NA―B095AA」 を発表した。 シースルータイプなので発電と採光を両立。 発電素子が太陽光を遮り、 遮熱性能が優れる。 フレームのない合わせガラスタイプで、 通常の建築用ガラスと同様に窓や手すりとして使用することができる。 同社はこれまでもシースルー太陽電池ではビルの窓、 カーテンウオール、 トップライトなどに実績がある。 販売形態は全て受注生産。 10月1日から発売を開始しており、 ガラス・サッシ流通業者の取扱品目として期待される。




 

◇ブループラネット賞表彰式典 秋篠宮さまがあいさつ〈旭硝子財団〉

旭硝子財団 (田中鐵二理事長) は10月31日、 東京都千代田区の東京會舘で2012年度 (第21回) 「ブループラネット賞」 の表彰式典を開催。 人間がどれだけ自然環境に依存しているかを表した指標 「エコロジカルフットプリント」を提唱し、 過剰消費のリスクの見直しに大きく貢献したウィリアム・E・リースブリティッシュ・コロンビア大学教授 (カナダ) とマティス・ワケナゲル博士 (スイス)、 人間の活動が生物多様性を損ね、 地球環境の危機に至ることを学問的に初めて明らかにし、 世界の環境保全に影響を与えたトーマス・E・ラブジョイ博士(米国) が受賞した。 秋篠宮ご夫妻が出席され、 秋篠宮さまがあいさつされた。






 

◇リフォーム用玄関ドア 業界最高の断熱性〈LIXIL〉

LIXILは11月1日、 玄関ドアのリフォーム商品 「リシェント玄関ドア」 の高断熱仕様を発売。 ドア厚60_と新しい断熱構造を採用することで、 リフォーム玄関ドアとして業界最高の断熱性能を実現した。 一般的な断熱玄関ドアが40_厚、 断熱仕様 (K2) でも43_厚のドア厚を、 断熱材を充填 (じゅうてん) して60_厚にした。 発泡断熱スペーサー(特許出願中) を縦枠と上枠に取り付けて、 既存の枠と接触しないように空間を確保、 冷気 (熱) を伝えにくくした。






 

「K16」の施工例


◇女性の感性生かして スマートドア意匠と色を追加〈YKK AP〉

YKKAP (東京都千代田区、 堀秀充社長) は12月3日、 スマートドア「ヴェナート」 に、 女性社員を中心に開発したデザインと色を追加する。 新デザインは、 ファッショントレンドを分析するとともに社内外の声を広く取り入れ、 クラフト感と味わい深いビンテージ感を表現。 シンプルな採光部を銀細工のような鋳物飾りで縁取ったスタイリッシュな 「S25」、 モザイク調のガラスでぬくもりと親しみやすさを出した 「S26」、 建物に伸びるツタのような植物を連想させるSラインの鋳物を配した 「K16」、 木のぬくもりを感じさせる反った板材とアルミを組み合わせた 「W14」、 花をモチーフにした鋳物飾りが素朴な 「M07」。






 

フロントガラス取り外しシステム「コブラ」


◇角形ワイヤ選べる ガラス取り外しシステム〈日硝ゴム〉

自動車ガラス補修用品・工具卸の日硝ゴム (大阪市浪速区、 06・6561・8715) は1人で作業できるフロントガラス取り外しシステム「コブラ」 の販売を開始した。 高粘度の接着剤でもよく切れるスクエア形状のワイヤ、 ボディーを傷付けにくいポリエステル製ファイバー、 従来のピアノ線から、 状況に応じてワイヤを選べる。





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