2012 9/2・9

◇省エネ基準見直しへ 一次エネルギー消費量で評価〈経済産業省〉〈国土交通省〉

 経済産業省と国土交通省は、 住宅・建築物の省エネルギー基準を見直す合同会議を8月21日から開催している。 同会議は4回開催し、 年内に新しい省エネルギー基準の告示施行を目指す。 別々に評価していた住宅、 建築物の省エネルギー基準を、 一次エネルギー消費量を指標として建物全体の省エネ性能を評価する基準に一本化する。 新しい省エネルギー基準は、 建物外皮の基準 (平成11年基準) と設備機器で評価し、 建物の規模に応じて段階的に義務化する。 標準となるこの基準とは別に、 誘導基準を設定して、 インセンティブを付与してより高い性能レベルへ誘導し、 最終的にはゼロエネルギーレベルに持っていきたい考え。 同会議は8月に2回開催。 9月と10月にも開催する。




 

◇住宅着工7月9.6%減 分譲増加も持家・賃貸が減る〈国土交通省〉

国土交通省は8月31日、 7月の新設住宅着工戸数が前年同月比9・6%減の7万5421戸と発表した。 2カ月連続の減少だった。 前年同月が住宅エコポイントの終了前の駆け込み需要などで大きく増加したことによる。 分譲住宅は増加したものの持ち家が4カ月ぶり、 貸家が7カ月ぶりの減少だった。 ただ、 季節調整済み年率換算値は6月より4%増加の87万戸で、 2011年度の84万1000戸を上回っており、 持ち直しの動きは継続しているとみている。




 

◇板ガラス1〜6月 出荷は6.3%増加 合わせ・強化大幅伸び〈板硝子協会〉

板硝子協会 (石村和彦会長) は9月1日、 2012年1〜6月の板ガラス生産・出荷動向を発表。 板ガラスは生産、 出荷とも前年同期より増加した。 合わせガラスと強化ガラスはいずれも生産、 出荷とも大幅な増加となった。 複層ガラスは生産、 出荷とも増加した。 1〜6月の板ガラスの生産は1160万6000換算箱、 前年同期比4・9%増。 出荷は1226万2000換算箱、 同6・3%増だった。 合わせガラスの出荷は792万4000平方b、 同36・8%増。 うち建築用は87万3000平方b、 同2・6%減だった。 強化ガラスの出荷は1601万8000平方b、 同45・1%増。 複層ガラスの出荷は722万9000平方b、 同7・6%増だった。






 

システムバスルーム 「リノビオV」


◇美しさ長持ち浴槽 リフォーム時間大幅短縮〈LIXIL〉

LIXIL (東京都千代田区、 藤森義明社長) は9月3日、 INAXブランドのマンションリフォーム用システムバスルーム 「リノビオV」 を発売。 汚れにくくきれいな状態が長持ちする浴槽、 水道光熱費を節約できるさまざまなエコ機能アイテムがある。 「フレーム分割構造」 を採用し、 作業時間を大幅に短縮した。 8月22日、 東京都新宿区の 「LIXILショールーム東京」 で、 報道関係者に発表した。






 

サッシとドアのメンテナンス部品の例


◇供給体制を強化 旧品番のサッシ・ドア部品〈小竹金物〉

小竹金物 (富山市、 小杉修社長) はサッシ・ドアのメンテナンス部品の供給体制を強化する。 築年数の経過した集合住宅やオフィスビルなどが増える中、 サッシやドアの部品は廃番、 部品メーカーの倒産などで対応する部品の調達が難しくなっている。 同社は改装市場で施工技術の開発などを行う建築改装協会(東京都中央区) の賛助会員として、 正会員のサッシメーカー各社と連携。 このほど正会員の代理店の準会員に対してYKKAP、 三協立山の純正部品の供給を開始した。





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