2012 1/22

◇生活者の意識が変化 窓リフォーム需要は拡大

今年は東日本大震災被災地の復興需要が徐々に具体化する一方で、 国内外の経済は依然混沌とした状態が続くと思われる。 「今年一年の業界動向はどうなるのか」 。 1月1日発行の本紙 「新年特別号」 に寄稿された業界代表各氏の考えや方針から動向を探ってみた。 年頭所感の主立った見出しを列記すると、 今年やるべきことのアウトラインが浮かび上がってくる。 「実践すべき省エネに変化」 「生活者ニーズにあう提案」 「『窓のエコ化』PRが必要」 「省エネ基準義務化早期に」 「板ガラス業界を主役に」 「機能ガラス拡販をめざす」 「販売方法を考え直す時期」 「環境変化に迅速対応重要」 など。 大震災と原発事故以降、 防災意識は当然のことながら、 生活者の環境や省エネに対する考え方が大きく変わってきた。




 

◇出荷5ヶ月連続増 複層出荷は21ヶ月ぶり減〈板硝子協会〉

板硝子協会 (石村和彦会長) は1月1日、 2011年10月の板ガラス生産・出荷動向を発表。 生産は8カ月ぶりの前年同月比増加となり、 出荷は5カ月連続で増加した。 合わせガラスと強化ガラスの出荷は増加に転じたものの、 好調を続けていた複層ガラスが21カ月ぶりの減少となった。板ガラスの生産は227万5000換算箱、 前年同月比1・4%増。 出荷は228万2000換算箱、 同4・7%増だった。 うち普通板・型板ガラスの生産は24万2000換算箱、 同35・9%増、 出荷は20万9000換算箱、 同0・7%増。 フロート板ガラス・磨き板ガラスの生産は203万4000換算箱、 同1・6%減、 出荷は207万3000換算箱、 同5・1%増。




 

◇今期純利益7倍に 復興需要、改善策推進で〈三協・立山ホールディングス〉

三協・立山ホールディングス (富山県高岡市、 藤木正和社長) は1月10日、 東京都中野区の三協立山アルミ東京本社で2011年6〜11月期の決算概況を発表。 連結業績は純利益が前年同期比209・4%増の31億6900万円となるなど、 大幅な増収増益となった。 2012年5月通期予想も東日本大震災の復旧・復興需要への対応や改善施策の推進などで売上高、 営業利益、 経常利益、 最終純利益とも従来予想から上方修正した。






 

30枚以上のガラス間仕切り


◇木とガラス組み合わせ 間仕切り 埼玉・岩槻区役所に〈昭栄〉

昭栄 (東京都杉並区、 市原紀弘社長) は、 1月4日に移転オープンしたさいたま市岩槻区の岩槻区役所入り口部と廊下の間仕切りのガラス・木材パーティション工事が完成した。 世界初といわれる。 岩槻区役所は東武野田線岩槻駅前の 「WATSUビル」 3〜4階への移転を決め、 昨年から間仕切り工事を進めていた。 同区役所側から 「本物の木質感をガラス間仕切りに生かしてほしい」 と要請があり、 INA新建築研究所の協力で、 ガラススクリーンに木製の縦格子を直接接着。 方立てにも木を使った。






 

ガラス交換でどれだけ結露が解消できるかをレポート


◇結露発生状況を実験 ガラスの交換で解消を〈マテックス〉

マテックス (松本浩志社長) が運営する窓のトータル情報コミュニティーサイト 「窓のコンシェルジュmadoka」 はこのほど、 サイト内の 「madokaの小部屋」 (http://www.madocon.jp/kobeya) に窓のガラス交換で結露がどれだけ解消できるかの実験レポートを掲載した。「窓の結露、 ガラスでどこまで解消できる?!」 と題して一般消費者に協力してもらい、 真空ガラス 「スペーシアSTU」 を使って実験した。





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