2011 2/6・13

◇住宅着工81万戸超、3.1%増に 10年は2年ぶりの増加〈国土交通省〉

国土交通省は1月31日、2010年の新設住宅着工戸数が前年比3・1%増加となり、2009年の減少から、再び増加となったと発表した。利用関係別では持ち家と分譲住宅は増加したものの、貸家は減少した。地域別は、首都圏と近畿圏は増加となったが、中部圏はわずかながら減少だった。2010年の新設住宅着工戸数は81万3126戸で、まだ水準は低い。 持ち家は30万5221戸、前年比7・2%増と2年ぶりの増加。分譲住宅は20万1888戸、同19・6%増となり、こちらも2年ぶりの増加だった。分譲住宅のうち、マンションは9万597戸、同18・2%増で2年ぶりの増加。戸建て住宅は11万358戸、同20・9%増となり、4年ぶりに増加した。貸家は29万8014戸、同7・3%減で2年連続の減少。




 

◇4月発足新会社「LIXIL」 役員人事を内定〈住生活グループ〉

住生活グループは2月1日、2011年4月1日に子会社の合併によって発足する「LIXIL」の取締役、監査役、執行役員の人事を内定した。会長は同社の潮田洋一郎会長が兼任、社長は同社の杉野正博社長が兼任する。新会社はトステムを存続会社として、INAX、新日軽、東洋エクステリア、LIXILの5社が合併する。新会社は「営業カンパニー」「インターナショナルカンパニー」「金属・建材カンパニー」「住設・建材カンパニー」を設置する。営業カンパニー社長には大竹俊夫トステム社長、インターナショナルカンパニー社長は井植敏雅同社副社長執行役員兼LIXIL社長、金属・建材カンパニー社長は川本隆一INAX社長、住設・建材カンパニー社長は有代匡INAX取締役常務執行役員が就任する。






 

「ウインドアEシリーズ」冷凍無通電タイプ


◇電気使わず結露防止 冷凍ショーケース用ドア〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(石村和彦社長)は1月21日、冷凍冷蔵ショーケース用ガラスドア「ウインドアEシリーズ」の冷凍用無通電タイプを発売した。国内で初めて。このドアは今後オープンするセブン―イレブン新規店舗で標準採用されることが決まった。電気を使わずに結露の発生を防止でき、省エネに貢献することが評価された。従来の通電タイプのドアに比べ、1店舗当たり年間約1dのCO2削減になる。仮にセブン―イレブン全店舗で採用された場合は、同社試算で年間1・3万dのCO2 削減になる。




 

◇出荷9.5%伸びる 複層ガラスは大幅増加〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は2月1日、2010年11月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は12カ月ぶりに前年同月より減少となった。出荷は10月に減少に転じたものの、再び増加となった。複層ガラスは生産・出荷とも大幅な増加となり、ともに10カ月連続で増加した。 板ガラスの生産は198万5000換算箱、前年同月比0・1%減、出荷は221万1000換算箱、同9・5%増だった。板ガラスのうち普通板・型板ガラスの生産は19万1000換算箱、同0・7%増。出荷は21万3000換算箱、同15・5%増。生産・出荷とも2カ月ぶりの増加となった。






 

「アーキキャストポーチ取り付け仕様」


◇狭小住まいターゲット 3月から門扉新商品 開放感と安心感を〈東洋エクステリア〉

東洋エクステリア(TOEX、東京都新宿区、福田功社長)は2月1日、本社で門扉の新シリーズを発表。佐藤孝二商品本部商品企画部次長と野島健一郎企画管理部次長が開発の背景などを説明した。新商品群を3月から順次発売する。新シリーズは、開放感と安心感を両立させた新しい外構スタイル「オープン+セキュリティータイプ」を提案。新築、後付け共に大きな需要が見込める狭小スペースの住まいをターゲットにした。






 

◇自動ドア用無線認証 ナブコシステムと岩崎通信機 共同開発〈ナブコシステム〉

ナブコシステム(東京都港区、坂田秀信社長)は1月27日、岩崎通信機(東京都杉並区、近藤恒男社長)の技術をベースに共同企画・商品化した自動ドアセキュリティーの無線認証システム「らくらくパス」を発表した。2月1日から発売しており、4月から出荷する。携帯機を持っている人が自動ドアに近づくだけで無線認証し、携帯機をかざさなくても自動ドアを通行できる。音と光で認証を確認でき、自動ドア業界で初めてハンズフリーでのセキュリティー認証システムを実現した。






 

ダイレクト印刷したオプション


◇合わせタイプ追加 飛散防止・遮音が向上〈日昌グラシス〉

トップライトと特殊ガラス工事の日昌グラシス(東京都中央区、伊地山直紀社長、03・3667・3091)はこのほど、「プロフィリット」の内側にフロートガラスを合わせガラス加工した「プロフィリット合せ」を発売した。従来の「プロフィリット」と比べて飛散防止・遮音効果が大幅に向上。合わせガラスの中間膜にデザインを印刷できるので、用途の幅が広がった。





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