2010 3/28
  

「スマートカバー工法」の施工後


◇窓リフォーム強化 「MADOショップ」4月から〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、田忠裕社長)は、窓リフォームを強化するため、4月から窓リフォームの新店舗ブランド「MADOショップ」を全国展開する。樹脂製内窓「プラマードU」とは別に、簡単に外窓をリフォームできる新工法「スマートカバー工法」を開発した。「MADOショップ」は初年度100店舗、2年後には300店舗の展開を目指す。対象は同社のVS(バリューサポート)店を含む全国の建材流通店。業界初の「窓診断サービス」も行う。「スマートカバー工法」は従来のカバー工法とは異なり、室内側から窓を交換する。同社は住宅エコポイントを追い風に、窓リフォーム市場を一挙に増幅させる方針だ。「MADOショップ」は「納得できる窓リフォーム」をコンセプトに建材流通店が開設する。窓リフォームの相談から診断、提案、契約、施工、アフター対応までを一括して行う。






 

ガラス性能証明書(例)


◇エコポイント申請間違い多発 ラベルは台紙に張り提出

住宅エコポイント制度の申請が3月8日から始まった。初日にガラス・サッシメーカーから、エコポイント申請対象商品のシリアル番号約18万件が事務局に提出されるなど、出だしは好調だ。同時に、申請書の不備が多発している。ガラス交換でガラス性能証明書を作成する際、リフォーム専用ガラスラベルの半数以上が台紙に貼付(ちょうふ)されないまま提出されているという。この事態を受けて、全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、南正助会長、03・5649・8577)は、書類作成に不備がないかを確認する相談を受け付ける。不安な場合は、書類のチェックにも応じる。






 

シンプルでナチュラルな「フィアンズ」


◇7品展開新シリーズ 自分流に生活楽しむ人へ〈三協立山アルミ〉

三協立山アルミ(富山県高岡市、藤木正和社長)は4月30日、新しい商品シリーズ「Fians(フィアンズ)」を発売する。自分らしい暮らしを楽しむ子育て世代をターゲットに、ナチュラルな生活空間を提案する。ナチュラルなデザインと機能性を持たせた商品シリーズとして、新築、リフォームの両方で展開していく。 「フィアンズ」は勝手口ドア、飾り棚ユニット、鋳物ハンガー、手すりユニット、オープンカウンター、室内アクセントFix窓、風抜き格子の7アイテムを展開。いずれも家族が集うリビングや家事で長く過ごすキッチンを、明るく楽しく、お気に入りの空間として演出する。勝手口ドアはインテリア性を重視。ナチュラル感がある木調4色を設定し、収納やディスプレー機能を持たせたマルチバー付き。コンパクトなスペースにも対応できる幅500_サイズを標準設定した。






 

社長に就任する木下和彦副社長


◇4月1日から社長に木下和彦氏〈三和シヤッター〉

和ホールディングスは、三和シヤッター工業の人事異動を発令。4月1日付で木下和彦副社長(62)が社長に昇格する。木下 和彦氏(きのした・かずひこ)1972年9月三和シヤッター工業(現三和ホールディングス)入社。96年4月西部住宅建材事業部長、99年4月九州地区事業部長、2003年4月執行役員リフォームカンパニープレジデント、06年4月執行役員兼三和タジマ代表取締役社長。07年10月三和ホールディングス常務執行役員兼三和タジマ代表取締役社長、09年7月三和シヤッター工業執行役員副社長、10年4月代表取締役社長兼執行役員社長就任予定。






 

日本館「紫蚕島」の完成イメージ


◇高機能フッ素樹脂 上海万博の日本館に使用〈旭硝子〉

旭硝子(石村和彦社長)は3月23日、高機能フッ素樹脂「アフレックス」が今年開催される上海国際博覧会(上海万博)の日本館「紫蚕島」(かいこじま)に使用されると発表した。「紫蚕島」は「生命体のように呼吸する建築」をイメージして設計され、その特徴的な外観から名付けられた。縁の下や打ち水など環境と調和する日本伝統の知恵を、最先端の環境制御技術や素材技術を組み合わせることで実現した。「アフレックス」は同社が原料から一貫生産している高機能フッ素樹脂をフィルム化した。耐熱性、耐薬品性、非粘着性、電気特性、耐候性、透明性などに優れ、1975年の発売開始以来、エレクトロニクス、航空・宇宙、太陽電池などに幅広く使用されている。ドイツ・ミュンヘン市のサッカースタジアムや、中国・北京市の水泳競技場、総合運動場など、海外を中心に建築材料としての採用が近年増加している。軽量で構造への負担が小さい。曲線的な加工が可能で劣化しにくく、寿命が長い。透明で光を十分に透過する。



ページの先頭に戻る 過去の記事へ