2010 1/10・17
満員の大阪会場(円内は宿本尚吾国交省企画専門官)
◇住宅エコポイント 講習会に高い関心 発行対象の確保を〈国土交通省〉
国土交通省は1月6日から、全都道府県で住宅版エコポイントと住宅瑕疵(かし)担保履行法の講習会を開催している。昨年の12月末に急きょ同省ホームページ上で募集したにもかかわらず、千葉県、愛知県、大阪府などは申し込みが多くて追加開催するなど、関心の高さがうかがえる。大阪は7日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで開催され、宿本尚吾国土交通省住宅局住宅生産課企画専門官が前半は住宅瑕疵担保履行法、後半に住宅版エコポイントについて解説した。
◇韓国でビルサッシ製造 合弁会社が8月から創業〈トステム〉
トステム(東京都江東区、潮田洋一郎社長)は1月7日、韓国LGグループのLGハウシス(ソウル市、韓明鎬=ハンミョンホ=CEO)との合弁会社、LGトステム(ソウル市、朴承培=パクスンベ=CEO)が韓国の忠清北道(チュンチョンプクド)に工場を設立すると発表した。高層ビル・マンション用のアルミサッシ、カーテンウオールの生産拠点として、今年3月に着工、8月に操業を開始する。工場は忠清北道清原(チョンウォン)郡の梧倉(オチャン)外国人投資地域内に建設する。1月7日には忠清北道庁で、鄭宇澤(チョンウテク)道知事と大竹俊夫トステム副社長、朴LGトステムCEOが出席し、外国人投資地域への投資に関する協約について調印した。
◇中国でソーラー強化 合弁を100%子会社へ〈日本板硝子〉
日本板硝子(藤本勝司社長)は1月6日、株式交換によって、TaicangPilkingtonChinaGlassSpecialGlassLimited社(太倉中玻皮爾金頓特種玻璃有限公司=TPCGSG社)の株式を100%取得することで、中国ChinaGlassHoldings社(CGH社)と合意したと発表した。同社グループはCGH社が保有するTPCGSG社の株式を取得し、代わりに保有するJVInvestmentsLimited社(JVI社)の株式40・14%の一部をCGH社に譲渡する。同社グループは、この株式交換はソーラー事業のさらなる発展を目指す同社グループの戦略目標にかなっているという。
◇出荷の減少幅改善 複層出荷は21.6%減〈板硝子協会〉
板硝子協会(皿澤修一会長)は1月1日、09年10月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスは生産・出荷とも引き続き減少したものの、出荷の減少幅は改善した。
板ガラスの生産は190万換算箱、前年同月比21・4%減と12カ月連続で減少。出荷は228万4000換算箱、同11・8%減と15カ月連続の減少だったものの、減少幅は9月より10・7改善した。うち普通板・型板ガラスの生産は19万9000換算箱、同25・6%減で6カ月連続の減少。出荷は27万4000換算箱、同15・8%増と3カ月連続で増加した。フロート板・磨き板ガラスの生産は170万1000換算箱、同20・8%減と11カ月連続の減少。出荷は201万換算箱、同14・6%減と15カ月連続で減少した。
構造改革を説明する川村会長(中央)
◇構造改革を推進 経常益23億円に黒字化〈三協・立山ホールディングス〉
三協・立山ホールディングス(要明英雄社長)は1月8日、2009年6〜11月期決算を発表。連結売上高は1249億3400万円(08年同期比14・2%減)となったが、利益面ではグループ構造改革を強力に推進したことで収益が改善し営業利益29億8300万円(08年同期は損失26億4300万円)、経常利益22億9600万円(同損失33億6300万円)、純利益14億700万円(同損失48億3800万円)を計上した。10年5月通期連結の売上高は2520億円、経常利益は34億円、最終純利益は22億円を見込む。