2009 12/13・20

◇中国でLow―E生産 省エネガラス義務化拡大にらみ〈日本板硝子〉

日本板硝子(藤本勝司社長)は12月9日、中国でLow―Eガラスの生産を開始したと発表した。関連会社であるJiangsuPilkingtonSYP(JSYP)が10月28日にオンラインコーティング設備を稼働。同設備は年間10万dの生産能力がある。江蘇省常熟市にあるJSYP社のフロートライン(溶解能力は1日当たり600d)に設置した。JSYP社は、同社の100%子会社である英ピルキントン社と、中国のShanghaiYaohuaPilkington社が50%ずつ出資する合弁会社。




 

◇緊急経済対策 住宅エコポイント創設 優良住宅ローン金利1%下げ

政府は12月8日に開いた閣議で決定した、2009年度第2次補正予算案に盛り込む緊急経済対策に、「住宅版エコポイント制度の創設」を盛り込んだ。「住宅版エコポイント制度」は、エコ住宅の建設、エコ住宅へのリフォームに対して住宅版エコポイントを付与する制度。優良住宅取得支援制度「フラット35S」は、2010年12月末までの優良住宅の取得に対し、金利引下げ幅を時限的に現行の0・3%から1・0%に拡大する。09年度第2次補正予算策定後、年明けの通常国会に提出する。




 

◇板ガラス出荷3割減少 複層ガラスは18.3%減〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は12月1日、2009年4〜9月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は896万5000換算箱、前年同期比23・9%減、出荷は1035万5000換算箱、同30・0%減と生産・出荷とも前年同期実績を大きく下回った。 複層ガラスの生産は104万2000平方b、同18・4%減と11カ月連続の減少。出荷は103万6000平方b、同20・7%減と11カ月連続の減少だった。






 

後付け樹脂内窓「エコウインド」


◇後付け感ない内窓 樹脂製のオリジナル〈日昭アルミ工業〉

全国ネットでリフォーム展開をしている日昭アルミ工業(大阪府茨木市、賀司彬社長、072・635・5008)はこのほど、後付け樹脂内窓「エコウインド」の販売を開始した。窓を2重にすることで、断熱、防音、防露性能がアップし、冷暖房費の大幅な削減につながる。防犯にも効果があり、窓タイプやサッシ色を選べるので、インテリアに合わせた窓を演出できる。創設が決まった住宅版エコポイント制度でも2重サッシへの改修工事がポイント付与項目に挙がっており、この追い風に乗って販売拡大を狙う。






 

「MTG―70」35_溝幅の断面イメージ


◇空気層12_対応 ビルサッシ障子35_溝幅〈三協立山アルミ〉

三協立山アルミ(富山県高岡市、藤木正和社長)は12月1日、ビル用サッシ「MTG―70」の引き違い・片引きのスライディング系のガラス障子に「35_溝幅」を発売した。枠見込み寸法70_で、空気層12_の複層ガラスに対応する。Fix窓は36_溝幅。空気層12_の複層ガラスにすることで、空気層6_の一般複層ガラスと比較して、断熱効率が向上した。断熱性能H―2に適応する。遮音性能はT―2(30等級線)に適応。遮音性が向上し騒音を軽減、静かな室内をつくる。周辺の音環境に合わせて性能を選択できる。耐風圧性はS―4(2000)、S―5(2400)、S―6(2800)に適応。気密性はA―4(2等級線)、水密性はW―5(500)に適応する。オプションで専用の網戸がある。<






 

複層ガラスや内窓を使ってエコ改修した


◇まず自社の窓から 複層、内窓でエコ改修〈マテックス〉

マテックス(東京都豊島区、松本浩志社長)はこのほど、本社事務所1〜3階のアルミ単板ガラスサッシの窓をすべてエコ改修した。1〜3階の9カ所の窓はガラスを日本板硝子の真空ガラス「スペーシア」に交換(窓改修部分50平方b)。2階、3階の3カ所の窓はYKKAPの「プラマードU」、トステムの「インプラス」といった内窓樹脂サッシ(ガラスは日本板硝子の「ペアマルチ」)を取り付けた(同約12平方b)。今年5月に実施した内装を含めた大改装の一環。





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