2009 12/6
  

「セキュオ」への取り換え


◇施工動画で不安解消 窓リフォームを見せる

新設住宅着工戸数の減少が止まらない。10月は前年同月比27・1%の減少。これで11カ月連続の減少となった。ガラス・サッシ業界としては新築物件だけに頼ることができなくなり、どのメーカーも既築住宅の窓リフォームに希望を見いだそうとしている。一般消費者にとって、省エネや防犯のために窓をリフォームをしたい気持ちはあっても、業者が家の中に入り込むことになるので、不安なのが施工方法と施工時間。トステム(潮田洋一郎社長)はホームページの防音・断熱内窓「インプラス」特設サイト(http://www.tostem.co.jp/lineup/sash/reform/inplus/)に施工風景の動画をアップした。日本板硝子(藤本勝司社長)は防犯ガラス「セキュオ」への窓ガラス取り換えの動画を公開している。




 

◇08年度建設業構造基本調査 7割が原価割れ抱える

国土交通省総合政策局建設市場整備課は12月2日、2008年度建設業構造基本調査の結果をまとめた。個人事業者から資本金10億円以上まで、建設業の許可を受けている広範囲な企業で、兼業比率が20%以下の1万1889社を集計対象とした。業種は一般土木建築工事業、土木工事業、建築工事業、木造建築工事業、職別工事業、設備工事業。原価割れ工事については68・5%の企業が原価割れ工事(原価割れ比率0%超)を抱えており、2005年度の前回調査より4・6%増加。すべての業種で割合が増加した。8〜9割の企業が「利益率の低下」「民間需要の減少」を経営上の課題として認識。特に「民間需要の減少」(前回比7・1%増)、「取引先の倒産・廃業」(同6・2%増)の増加が大きい。






 

◇取り換え複層障子 「フレミング」サッシ枠そのまま〈YKK AP〉

YKKAP(東京都千代田区、田忠裕社長)は10月から、主力アルミサッシ「フレミング」の引き違い窓用「取替用フレミング複層ガラス障子」を販売している。「フレミング」引き違いサッシを、サッシ枠はそのままに障子部分だけを簡単に取り換えることができる。既存の障子を取り外し、取り換え用障子をつり込むだけなので、サッシ枠ごと交換するのと比べて簡単。わずかな時間で工事が完了する。3_+空気層+3_の複層ガラスを採用しているので断熱性、防露性、遮音性が向上。空かけ防止機能付きクレセントと補助錠によって防犯性もアップする。スムーズに開閉する戸車を採用した。






 

プライバシーガラス「ペアペンリュクス」の構造


◇おしゃれに隠して 断熱・防犯・防災性を付加〈日本フクソーガラス〉

日本フクソーガラス(北海道恵庭市、花澤晴由社長)は12月1日、トイレやバスルームに適したプライバシーガラス「ペアペンLuxe(リュクス)」を発売した。フランス・サンゴバン社のデザイン型ガラス6種をラインアップし、住宅のプライベートな場所に新しい魅力を添える。「ペアペンリュクス」は、すべて断熱・防犯・防災機能があり、10年間の品質保証付きLow―E複層窓ガラス。








 

金賞の「鎌倉山の家」


◇新しい窓まわり提案 設計コンテスト金賞「鎌倉山の家」

トステム(東京都江東区、潮田洋一郎社長)は11月27日、「第3回トステム設計コンテスト」の優秀作品14点を表彰した。2008年10月1日以降に施工が完了した物件か、09年12月31日までに引き渡しが完了する物件の図面を審査した。応募対象者は応募作品を設計した1級建築士か2級建築士、木造建築士。金賞はサッシ部門の作品が受賞した。






 

新設したウェブサイト


◇ウェブサイト開設 全国からアクセス呼掛け〈全国板硝子商工協同組合連合会〉

全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、南正助会長)はこのほど、ウェブサイト(http://www.zenshouren.jp)を新設した。これまで秋田県、山形県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県など各都道府県で開設している所はあったが、全硝連としてはウェブサイトを持っていなかった。全国からアクセスしてもらえるよう呼び掛けている。掲載内容はこれから充実させていく。





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