2009 10/11・18
  

◇【AGCグラスプロダクツ 足立敏一社長に聞く】市場を確実に高機能化 ガラスの使用量増やす

AGCグラスプロダクツ(東京都千代田区三崎町2ノ9ノ18)は7月21日付で市川公一社長が退任し、取締役営業本部長の足立敏一氏が社長に就任した。同社は2007年5月、旭硝子板ガラスカンパニーの建築用加工ガラス部門、旭硝子建材販売、エイ・ジー・シーアックスが合併して発足。旭硝子グループの国内建築用加工ガラス事業の開発・製造・営業まですべての事業を一体運営し、板ガラスメーカーの国内販売体制再編の先駆けとなる施策を進めてきた。足立新社長に事業環境の見通し、同社の営業活動の方向性について聞いた。




 

◇【住宅瑕疵担保履行法】事業者は90%以上認知 消費者への浸透度低い

10月1日から住宅瑕疵(かし)担保履行法がスタートした。国土交通省が同法施行前の8月に実施した浸透度調査では、法律の対象となる建設業者と宅地建物取引業者(住宅事業者)は90%以上が知っていたが、一般消費者は32%にとどまった。住宅瑕疵担保責任保険への申し込み戸数は昨年6月の業務開始以来、今年8月末までの累計で33万5305戸(戸建て18万4823戸、共同15万482戸)となっている。一般消費者への周知がさらに求められる。




 

◇業務提携を解消 〈日軽金・新日軽と三協・立山HD・三協立山アルミ〉

日本軽金属(東京都品川区、石山喬社長)は、同社と同社子会社の新日軽(東京都江東区、中嶋豪社長)、三協・立山ホールディングス(富山県高岡市、要明英雄社長)とグループ会社の三協立山アルミ(同、藤木正和社長)との間で昨年4月25日に締結した建材事業での業務提携を解消することに合意。10月7日、4社間で確認書を締結した。  同社は今年7月13日、住生活グループ(東京都江東区、杉野正博社長)と子会社のトステム(同、潮田洋一郎社長)との間で、同社グループが100%保有する新日軽の全株式を住生活グループに譲渡する基本合意書を締結。これに伴い、同社は三協・立山ホールディングスと建材事業での三協・立山ホールディングスグループとの業務提携の方向を協議し、解消することで合意した。






 

マンション改修用ドア「エックスドール・チェンジ」


◇マンション改修用扉 標準化で機能を保証〈三和シヤッター工業〉

三和シヤッター工業(東京都板橋区、山俊隆社長)は10月1日、マンションドア「エックスドール」の改修専用タイプ「エックスドール・チェンジ」を発売した。従来リニューアル物件には現場ごとのオーダーで対応してきたが、同商品を標準化することで、各種機能を保証できるようになった。カバー工法と持ち出し工法から選べ、どちらも現場での切り欠き加工などが不要。半日〜1日で工事が完了する。






 

全熱交換型換気システム「エコエア85」


◇熱回収率85%実現 全熱交換換気システム〈トステム〉

トステムは、業界トップクラスの熱回収率85%を実現した全熱交換型換気システム「エコエア85」を開発。10月1日、「スーパーウォール(SW)」工法住宅の専用部材として発売した。03年の建築基準法改正で24時間の機械換気設備が義務化される以前から、同社はSW工法には24時間機械換気設備の設置を義務付けている。  業界初の高性能選択透過膜と独自の対向流構造を採用。熱回収率が同社従来品より25%高くなった。高性能選択透過膜は、水は通すがガスを通さないセルロースの特徴を生かした高分子薄膜を採用。高度な透湿性と気体遮へい性を実現した。対向流構造は冷たい空気と暖かい空気が向かい合う距離を長くすることで熱伝導効率を高めた。






 

「アイタイプS30E**010**050」(*は金具品番)


◇ハンドル取り外し可 コスト削減、防犯効果も〈杉村商事〉

ガラス・サッシの加工・施工機器、工具、副資材卸の杉村商事(大阪市西区立売堀2ノ5ノ18、杉村茂樹社長、06・6532・0720)は荷締め・荷解き作業時に使用する「セパレートラッシングベルト(ハンドル分離式)」の販売を開始した。ハンドル部分を取り外せるラッシングベルトは業界初という。1つのハンドルで複数のラチェット固定金具を締めることができ、コストを削減できる。





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