2009 5/24
◇カンパニーを再編 「ガラス」「電子」新設〈旭硝子〉
旭硝子(石村和彦社長)は7月21日付でカンパニーを再編する。建築用、産業用、太陽電池用ガラスを生産・販売する板ガラスカンパニーと、自動車用ガラスを生産・販売する自動車ガラスカンパニーを統合し「ガラスカンパニー」を設置。
◇出荷44%の減少 合わせ・強化は半減に〈板硝子協会〉
板硝子協会(藤本勝司会長)は5月1日、2009年2月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は4カ月連続、出荷は7カ月連続で前年同月実績を下回り、いずれも大幅な減少だった。加工製品のうち合わせガラス、強化ガラスは生産・出荷とも前年同月の2分の1以下だった。複層ガラスも、生産・出荷とも大幅に減少した。
◇「複層遮熱」を提案 フィルム+遮熱塗料〈クリーンテック〉
クリーンテックジャパン(兵庫県尼崎市七松町3―3―15、斉藤友志郎社長、06・6413・1293)は遮熱効果の高い透明断熱フィルム「アサンフィルム」を販売している。同社は建築物の屋根・外壁面に塗布する遮熱塗料「アサンコート」と組み合わせた「複合遮熱」で夏の室温をトータルで五度下げ、快適な居住空間づくりと省エネ、CO2排出削減を提案する。
◇超重量用ヒンジ ロックも同形状に刷新〈スリーナイン島野〉
陳列装飾金物、ガラス付属金物など各種建築・家具金物製造・販売のスリーナイン島野(大阪市西区、島野秀行社長、06・6531・9423)は、耐荷重が最大70`の超重量用ガラスヒンジ「グランドシリーズ」を販売している。壁面いっぱいの高さに設計されたガラス戸など、重量のあるガラス戸に対応。「グランドロック」もヒンジと同じ形状にリニューアルし、意匠を統一できる。
◇つったまま戸先調整 ガラス扉用ヒンジ〈ジョー・プリンス竹下〉
ジョー・プリンス竹下(大阪府東大阪市本庄西1―4―32、竹下豊雄社長、06・6747・2591)は、ガラスドア用ヒンジを多く取りそろえ、機能を向上させている。壁取り付け用「OT―B450―SUS」は施工時に扉をつり込んだ状態で、扉のセンター位置を手前と奥にそれぞれ5度調整できる。
「SR―3100」
◇無締まりゼロへ 後付けでオートロックに〈セリュール〉
セリュール(東京都中央区、長島理恵代表、03・3562・8484)は「高品質でありながら低価格、玄関を飾る物だからスタイリッシュに」をコンセプトにオートロック電子錠を製造・販売する。既存扉に後付けでオートロックになる電子錠「SR―3100」が好評で、オフィス、研究所、店舗、賃貸と使用される幅が広がってきた。社員証などに周波数を合わせるフィルムを張ることで、非接触型の電子錠としても利用できる。ドアが閉まると3秒後に自動的に施錠するので無締まりを防ぐ。解錠方法は4通り。
グランプリを受賞した「Souks」
エコ・省エネへ配慮も 店舗コンクール40回目〈昭和フロント〉
昭和フロント(東京都千代田区、市岡次郎社長)は5月14日、東京都港区のホテルグランパシフィックLE DAIBAで第40回ストアフロントコンクール表彰式を開催。入賞作品11点を表彰した。応募総数は1,423件。大型・複合施設部門の応募数は増えたが、大規模な施設が少なく、ロードサイド型の複合施設が目立った。ステンカラーの作品が特に増加。エコや省エネに配慮した作品もあった。グランプリはエヌアンドティアーキテクツの「Souks(スーク)」が受賞した。