2009 2/15
◇改修用「エコガラス」発売 高断熱ガスを封入〈旭硝子〉
旭硝子(石村和彦社長)は、AGCグラスプロダクツ(市川公一社長)を通じてリフォーム・取り換え市場をターゲットにしたアタッチメントフレーム一体型のエコガラス(Low―E複層ガラス)「ペヤプラス」を2月20日から発売する。既存の1枚ガラス用サッシに装着でき、同社エコガラス「サンバランス」に高断熱アルゴンガスを封入、高い断熱・遮熱性能(熱貫流率2・1h毎平方b毎ケルビン)を持つ。網戸の開閉に支障が出にくいスリムタイプもあり、戸建て住宅用とビル・マンション用(10―11階)がある。アタッチメントの色は近日発売するステンカラーを含めて8色(戸建て用)。
◇大幅な減収減益に 自動車、液晶需要減響く〈旭硝子〉
旭硝子は2月6日、東京都中央区のロイヤルパークホテルで2008年12月期決算を発表。松澤隆副社長が説明した。2008年12月期は売上高、営業利益とも大幅に減少。自動車用ガラス、液晶用ガラスの需要減少が響いた。2009年12月期はさらに大きく減少する見通しで、最終純損益は420億円の赤字を見込む。連結の売上高は1兆4,443億1,700万円、2007年同期比14・1%減。営業利益は1540億1,300万円、同22・0%減、経常利益は1,097億5,600万円、同41・6%減、最終純利益391億7,800万円、同43・7%減となった。原燃材料価格の高騰の影響や、実体経済の悪化に伴う急速な需要減少の影響を受けた。
断熱玄関ドア「フォラード」など豊富な種類をそろえる
◇断熱玄関扉出荷5割に 省エネへの関心追い風〈トステム〉
質の高い省エネルギー対策として、高断熱住宅や断熱性が高い建材が注目されている。家の暖かさを一番逃がしているのは窓や玄関などの開口部で、冬には熱を逃がしているのは約37%が開口部からだという。トステム(東京都江東区、小川康彦社長)は、1999年にはわずか数%だった断熱タイプの玄関ドア・引き戸の出荷比率が、2008年8月に5割を超えた。同社は「断熱玄関ドアのすすめ」として、断熱玄関ドアのメリット、デザイン、リフォーム商品などを紹介する。