2009 1/25
藤本勝司会長
◇複層の普及率が拡大 マンション・オフィスも 広まる「エコガラス」認知〈板硝子協会〉
板硝子協会(藤本勝司会長)は1月21日、東京都千代田区の東京會舘で合同委員会を開催。藤本会長は「今年はガラス業界も例外なく量的には厳しい年になるだろう。しかし質的には大きな期待が持てる。開口部の省エネ法の改正により、戸建て住宅と比較して複層ガラスの普及が遅れていたマンションやオフィスビルでも今後採用が増加すると期待できる」と述べ、一般消費者などへの分かりやすい具体的な提案による普及が業界の責任であり社会貢献につながると考えを示した。
小沢幸三氏宴uリセーニョ氏
◇国連の防災優良事例集に 防災ガラス普及活動〈旭硝子〉
国連国際防災戦略(ISDR)事務局は、世界各国・地域で実施されている防災分野の活動を紹介する『民間企業による防災優良事例集』を発行している。同事例集の2008年版をこのほど発行し、旭硝子(石村和彦社長)の「ガラスパワーキャンペーン」ほか国内の3社を優良事例として紹介している。同事務局は1月13日、大阪市北区の大阪新阪急ホテルで、同事例集を紹介する記者会見を開催。4社が出席しそれぞれの掲載事例の概要を紹介した。旭硝子からは「ガラスパワーキャンペーン」事務局の小沢幸三氏が出席した。
◇生産17ヵ月ぶり増 出荷減少は3ヵ月連続〈板硝子協会〉
板硝子協会(藤本勝司会長)は1月1日、2008年10月の板ガラス生産出荷動向を発表。板ガラスの生産は17カ月ぶりに前年同月実績を上回ったものの、出荷は3カ月連続して下回った。自動車(4輪車)生産台数の落ち込みが影響した。板ガラスの生産は241万6,000換算箱、前年同月比10・5%増、出荷は266万5,000換算箱、同7・7%減だった。うち普通板・型板の生産は26万8,000換算箱、同3.5%増、出荷は25万6,000換算箱、同2・6%減。フロート板・磨き板の生産は214万8,000換算箱、同11.5%増、出荷は240万9,000換算箱、同8・3%減だった。